さてはトコトン菊水丸(さてはとことんきくすいまる)は、毎日放送ラジオ(MBSラジオ)で放送されていた生ワイドのラジオ番組である。通称「さてトコ」で、同局のβスタジオを中心に生放送。「新聞詠み河内音頭家元」と称する河内家菊水丸が、メインパーソナリティを務めた。
放送期間は、1999年(平成11年)5月22日から2009年(平成21年)3月27日まで。2003年(平成15年)9月27日までは、毎週土曜日の13:00 - 15:00(JST)であった(以下「土曜版」)。2003年(平成15年)9月29日からは、31年続いた『ごめんやす馬場章夫です』の後継番組として、毎週月~金曜日の10:30 - 12:30(JST)に放送された(以下「平日版」)。
毎日放送ラジオ(MBSラジオ)では、1998年(平成10年)度のナイターオフ期間(1998年10月 - 1999年(平成11年)3月)に、『冬眠返上!菊水丸』を放送。[1]1999年(平成11年)5月からは、同番組を発展させる形で、通年番組として土曜版の放送を開始した。
その後、2003年(平成15年)の秋季改編で、菊水丸がパーソナリティを務めた2つの生放送番組(当番組の土曜版と、月~金曜6:00 - 7:45の『朝はトコトン菊水丸(朝トコ)』)を統合。土曜版の放送枠を移動・拡大する形で、平日版の放送を始めた。
平日版では、前枠番組『ありがとう浜村淳です』のエンディングから、ステーションブレイクを挟まずに放送。「やっぱりリスナーが面白い」とのキャッチフレーズの下にリスナー参加企画が続々と生まれる一方で、『朝トコ』の流れから時事問題も扱った。2007年(平成19年)11月1日には、『冬眠返上!菊水丸』第1回からの通算放送回数が1,800回に到達。菊水丸自身も、当番組だけで1万回の放送を達成することを目標に掲げた。
しかし菊水丸は、2009年(平成21年)2月3日に記者会見を実施。同年9月末をもって「新聞詠み河内音頭家元」を返上するとともに、今後はメディアへの露出を控えながら、「正調河内音頭」の音頭取りとして活動していくことを発表した。このため、同年3月27日の公開生放送「さてトコファイナル放送」をもって、当番組は13年の歴史に幕を下ろした。放送回数は、土曜版・平日版を通じて1,389回であった。
なお、毎日放送ラジオ(MBSラジオ)では、当番組の放送期間中に選抜高等学校野球大会の全試合を完全中継。その影響で、2008年(平成20年)までは、大会期間中に当番組の放送を休止した。ただし2009年(平成21年)は、準決勝(3月28日)以上の試合しか中継しなかったため、当番組は最終回まで通常放送を続けられた。
当番組では、土曜版の時代から、年に数回公開生放送を実施。2003年(平成15年)には、同局本社1階に期間限定で設けられたガラス張りのスタジオ(カプセルスタジオ)から、土曜版を数回放送した。ちなみに、「さてトコファイナル放送」に使われたのは、本社地下のAV(オーディオ・ビジュアル)ルームである。
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