とんがりコーンは、ハウス食品が製造するスナック菓子。トウモロコシを主原料としており、円錐形をややつぶしたような独特な形状をしている。パッケージの表記は「とんがりCorn」であり、cornはトウモロコシのことを指す[注 1]。指にはめて食べる人もいる。
発売
1977年に、ハウス食品が米国のゼネラル・ミルズ(General Mills)と提携しスナック菓子部門に進出、翌年の1978年に発売した[1]。あっさり塩味のほか、焼きとうもろこし味やバターしょう油味、地域限定の沖縄ゴーヤーチャンプルー味や北海道スイートコーン味も発売されている。ゼネラル・ミルズとの技術提携により製造されており、ゼネラル・ミルズではBUGLES(ビューグルズ。形状がビューグルの朝顔状の先端に似ているため)の商品名で同様の商品を発売している[2]。製造はハウス食品の静岡工場。包装は六角柱形の紙パッケージで、内容量は80g。2019年現在は75g。
原材料
(あっさり塩味)とうもろこし、植物油脂、食塩(深層水結晶塩)、砂糖、粉末しょう油、香辛料、調味料(無機塩等)、重曹、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)。原材料の一部に小麦を含む[3]。
CM
当初はアメリカの広大なトウモロコシ畑を舞台にしたカントリーウエスタン仕立てであり、国広富之がCMキャラクターを務め、CMソングはトランザムが歌った。
皮をむいたトウモロコシのアップから無数のとんがりコーンが宙を回る演出は長年にわたり使用された。1985年にはハウスCM常連タレントの一人河合奈保子とトランザムのNOBU(高橋伸明)による君は綺麗なままで(NAO&NOBU名義)が作られた(河合は歌のみ、映像出演はしていない)。その後CMソングの担当はクリスタルキングに移るが、CMキャラクターが羽賀研二に代わった際にトランザム版が復活した時期があった。
現在の商品ラインナップ
※ 2022年4月現在
- あっさり塩味
- とんがりコーン発売時の1977年より長らく販売されている基本フレーバー。発売当初は単に塩味と表記されていたが1990年代以降より現在の表記となった。
- 焼きとうもろこし味
- 1984年より発売。あっさり塩味に次ぐロングラン商品であり、現在の売れ筋商品でもある。
- バターしょうゆ味
- 2021年より発売。
- コンソメパンチ味
- 1982年発売。
- バターコーン味
- 1986年発売。
- チリ風味味
- 1987年発売。
- チーズ味
- 1988年発売。
- ビーフコンソメ味
- 1989年発売。
- 和風バーベキュー味
- 1990年発売。
- コーンポタージュ味
- 1992年発売。
- ローストガーリック味
- 1994年発売。
- メキシカンチリ味
- 1994年発売。
- サワークリーム&オニオン味
- 1994年発売。
- フレッシュチーズ味
- 1995年発売。
- のりマヨネーズ
- 1996年発売。
- コーンクリーム味
- 1997年発売。
- クランチピーナッツ味
- 1997年発売。
- ベーコンマヨネーズ味
- 1998年発売。
- オニオンバター味
- 1998年発売。
- ロブスター味
- 1999年発売。
- ダブルチーズ味
- 1999年発売。
- エビチリソース味
- 2000年発売。
- オニオングラタンスープ味
- 2000年発売。
- バターコーン味
- 2001年発売。
- クリーミーチーズ味
- 2001年発売。
- ジューシーステーキ味
- 2001年発売。
- ローストガーリック味
- 2001年発売。
- てりやきチキン味
- 2002年発売。
- カルボナーラ味
- 2002年発売。
- タルタルソース味
- 2003年発売。
- コンソメトマト味
- 2003年発売。
- ゴマだれマヨネーズ味
- 2004年発売。
- こくチーズ味
- 2004年発売。
- ツナマヨ味
- 2005年発売。
- 焦がしバター味
- 2005年発売。
- テリヤキマヨネーズ味
- 2006年発売。
- ベイクドチーズ味
- 2006年発売。
- バターしょうゆ味
- 2008年発売。
- コーンマヨネーズ味
- 2009年発売。
脚注
注釈
- ^ 円錐形は英語で「cone」。日本語で発音した際はどちらも「コーン」となる。
出典
関連項目
外部リンク