はさき号(はさきごう)は、東京駅と茨城県神栖市及び潮来市を結ぶ高速バス路線である。
概説
1989年に、鹿島地区と東京駅を結ぶ「かしま号」が開業したが、住友金属工業(現・日本製鉄)を筆頭とする鹿島コンビナートの各社への出張客や神栖町・波崎町(当時)方面からの出迎え・見送り需要などで、鹿島セントラルホテルバス停に利用客が集中した。この状況を踏まえて、1990年に神栖町・波崎町(当時)へ向かう本路線を開設した。東京駅から水郷潮来までは「かしま号」と同一経路を走行する。当初は「かしま号」の停車していた水郷潮来バス停(当時は水郷有料道路上)を通過していた。
また、一時期、西部団地北、神栖4丁目も経由していたが、同停留所は廃止され、水郷潮来バスターミナルから茨城県道50号水戸神栖線(旧・水郷有料道路)・国道124号を直進するルートに戻った。
なお、「かしま号」の乗車券・定期券で「はさき号」には乗車できない(一部区間での運賃が異なるため)。
運行会社
過去の運行会社
運行経路
東京駅(乗車は八重洲南口3番のりば、降車は日本橋口) - (首都高速道路・東関東自動車道経由) - 水郷潮来バスターミナル - 大野原西 - アトンパレスホテル - 神栖市役所 - 東部コンビナート - 知手団地入口 - 神栖済生会病院東 - 北若松 - 波崎工業団地 - 新川団地 - 土合ヶ原団地 - 関東鉄道波崎車庫 - 波崎(波崎総合庁舎構内)
- 上り・下りとも、「水郷潮来バスターミナル」~「波崎総合庁舎」間の途中乗降は、出来ない。
歴史
- 1990年(平成2年)7月17日 - 「はさき号」の運行を開始[2]。1日2往復[2]。JRバス関東・関東鉄道の共同運行[2]。
- 1992年(平成4年)2月1日 - 1日4往復に増便[3]。東京駅の降車場所を日本橋口に変更[3]。バス停新設(新川団地)。
- 1993年(平成5年)2月 - バス停新設(北若松)。
- 1999年(平成11年)10月1日 - 1日8往復に増便。バス停新設(西部団地北、神栖4丁目、アトンパレスホテル、東部コンビナート)。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 水郷潮来への停車を開始。
- 2010年(平成22年)7月16日 - 水郷潮来 - アトンパレスホテル間の運行経路を国道124号経由に変更。それに伴いバス停新設(大野原西)および廃止(西部団地北、神栖4丁目)。
- 2014年(平成26年)
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2月1日 - 運賃を大人1,950円、小児980円(東京駅⇔水郷潮来~北若松)、大人2,200円、小児1,100円(東京駅⇔波崎工業団地~波崎)に改定(ただし、ICカード決済の場合は改定前の大人1,830円、小児920円【東京駅⇔水郷潮来~北若松】、大人2,090円、小児1,050円【東京駅⇔波崎工業団地~波崎】と割引になる)[5]。
- 4月15日 - バス停新設(神栖済生会病院東)[6]。
- 10月1日 - 消費税率引き上げに伴う運賃改定[7][8]。
- 2020年(令和2年)5月1日 - 新型コロナウイルス感染症拡大のため、1日2往復に減便[9]。
- 2021年(令和3年)5月10日 - 首都高速道路「呉服橋出入口」廃止に伴い、上り便の運行経路・時刻を変更[10]。
- 2023年(令和5年)
- 1月1日 - 運賃を大人2,100円、小児1,050円(東京駅⇔水郷潮来~北若松)、大人2,400円、小児1,200円(東京駅⇔波崎工業団地~波崎)に改定(ただし、ICカード決済の場合は大人1,950円、小児980円【東京駅⇔水郷潮来~北若松】、大人大人2,250円、小児1,130円【東京駅⇔波崎工業団地~波崎】と割引になる)[11]。
- 4月1日 - ジェイアールバス関東が撤退し、関東鉄道の単独運行となる(1日2往復)[12]。
使用車両
脚注
外部リンク
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関連項目 | |
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