へんたつ
『へんたつ』は、同人サークル「irodori」によって制作された短編アニメ。2018年1月より監督であるたつきのTwitterおよびYouTubeで2018年と2019年に不定期に公開された。2020年1月より3月までアニメがスポットCM枠で放送された。放送時のタイトルはそのまま「へんたつ」だが、YouTubeの配信ページでは『へんたつTV版』と表記されており、のちにBlu-rayが発売された際の商品名にも、このタイトルが踏襲されている。 irodoriのメンバーであるたつきと、「平安」こと伊佐佳久を女体化・獣化させたキャラクターの日常会話を描いた作品[1]。 概要
特に大きな物語は存在しておらず、1話完結のエッセイ風作品である。主に鬼と猫の二人の会話で進行するが、第1話と第12話では謎の敵とのアクション場面が描かれた。舞台は中野ブロードウェイとおぼしき場所から始まり、やがて中野区から新宿駅周辺を巡りながらお台場に移動し、最後には新宿都庁ビルとおぼしき場所に到達する。 会話の内容は、物語のアイディアや、同人活動の思い出、幼少期のエピソードなど多岐にわたる。第5話では放送枠が前後していた『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』と『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に言及し、猫役の声優である門脇舞以と会話を交わすなどメタフィクション的な要素が現れ、第7話では「TVアニメみたいやな」と言い出すなど、キャラクターは自分たちがアニメの登場人物であることに自覚的である。舞台となる東京は、2人以外には人影もなく、ところどころ廃墟化していることが回を追うごとに明らかになっていく。第1話のアクション場面は、鬼の考えたアニメの筋立てであることがすぐに明らかにされるが、第12話でのアクション場面は、この世界の現実で起きているかのように描かれており、虚実は曖昧になる。第12話の最後に「新作制作開始」と、irodoriの次回作についての告知が出て、番組はいったん終了したかに見えたが、最終回の翌週に総集編の「第12.5話(おまけ)」が放送。最後に「今度こそおわり」というクレジットが表示され、全13話で終了した。 第1話、第2話、第4話、第8話は、先行して公開されたweb版に新規映像を加えて再編集を施したものである。 登場人物
Web版
テレビアニメTOKYO MX・群馬テレビ・とちぎテレビ・BS11にて、2020年1月4日より3月28日まで、土曜23時57分ごろからコマーシャルの90秒枠で、全12話+第12.5話(おまけ)の計13話を放送。番組の存在は事前に告知されず、CM枠内での放送のため新聞や雑誌の番組表にも記載がなく、サプライズでのスタートとなった[2]。各話放送後に、監督のたつきのTwitterとYouTubeでも公開された。 キャッチコピーは「鬼と猫とお茶とか。」でBlu-rayの宣伝にも用いられた。 2021年12月31日(金曜日)21時57分から22時に上記4局で、『へんたつ大晦日特別版』を放送[3]。 2022年12月31日(土曜日)23時58分から翌0時に上記4局で、『へんたつ大晦日特技編』を放送予定[4]。 スタッフ
主題歌
ボーカル入りのバージョンは第7話のみ使用。Blu-rayの特典CDに収録。 インストゥルメンタル版は、第12話と第12.5話でもBGMとして使用されている。 放送局
出典
外部リンク
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