もろしま(ローマ字:JDS Moroshima, MSC-667)は、海上自衛隊の掃海艇。はつしま型掃海艇の19番艇。艇名は諸島に由来する。うじしま型掃海艇「もろしま」に次いで日本の艦艇としては2代目。
艦歴
「もろしま」は、昭和60年度計画掃海艇367号艇として、日本鋼管鶴見造船所で1986年5月22日に起工され、1987年6月11日に進水、1987年12月19日に就役し、同日就役の「おぎしま」とともに第1掃海隊群隷下に第19掃海隊を新編し、呉に配備された。
1996年3月1日、第1掃海隊群第14掃海隊(呉)に編入。
1998年3月23日、佐世保地方隊沖縄基地隊第46掃海隊に編入。
1999年2月22日05:14頃、周防灘掃海特別訓練に参加中、民間商船第一長栄丸(196総トン)と宇部沖で接触事故を起こした。事故当時「もろしま」は訓練海域の外側で警戒にあたっていた。損傷は双方とも軽微で死傷者はなかった[1]。
2005年2月9日、除籍。
脚注
- ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』1999年5月号第552号、海人社、1999年5月、161頁。
参考文献
- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)
関連項目