アセノスフェア[1] (アセノスフィア[2]、英: asthenosphere)あるいは岩流圏[3] (がんりゅうけん) は、地球の内部の層の一つ。
概要
マントルを力学的性質で分類したうち、リソスフェア(プレート)とメソスフェアの間の部分。上部マントル中に位置し、深度100キロメートルから300キロメートルの間にある。地震波の低速度域であり、物質が部分溶融し、流動性を有している。低速度域のみがアセノスフェア(アセノスフィア)とされるが、場合によっては下限を660キロメートルの面と考える説もある。
マントル構成層であり、主要組成はかんらん岩で鉱物相もかんらん石(α相)である。電気伝導性、電流異方性を示す。
発散型プレート境界においては、アセノスフェア(アセノスフィア)は地表に近いところまで上昇している。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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