アダム・サンドラー
アダム・サンドラー(Adam Richard Sandler, 1966年9月9日 - )はアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身の俳優・脚本家・コメディアン・映画プロデューサーである。身長177cm。 来歴1966年にブルックリン区のユダヤ系家庭に生まれる[1][2]。母親は保育園の保育士で、父親は電気技師だった[3]。5歳の時に一家はマンチェスターへ移住。地元の高校を卒業後、ニューヨーク大学へ進学して芸術コースに在籍した。 ユダヤ系アメリカ人俳優としてよく知られており、自身の映画には自分がユダヤ人である事を意識して、ユダヤ人の衣装や歌、儀式などを映画に取り入れている。10代の頃からコメディアンとしての才能を表し始めたサンドラーは、コメディクラブなどでスタンダップコメディアンとしてキャリアをスタートさせた。 1980年代に入ると、友人のすすめで『コスビー・ショー』に出演。その後もMTV製作のクイズ番組に出演したりして徐々に頭角を現していき、同じくコメディアンのデニス・ミラーから見出された彼はロサンゼルスからサタデー・ナイト・ライブへの出演につながる。最初は脚本家として雇われていたが、その後出演するようになると人気が高まっていき、同番組のレギュラーでコメディアンとしての確固たる地位を築き上げた。ちなみにレギュラーは5年間務めている。1989年に『Going Overboard』で映画デビュー。初期のころはコメディ映画のわき役として出演していたが、徐々に主役を演じるようになり現在に至る。俳優以外にもプロデューサーとして自身の映画のプロデュースにも携わり、製作会社のハッピー・マディソン・プロダクションを設立した。 日本でのヒット作は少ないが、アメリカにおいては主演したコメディ映画が軒並みヒットしており、興行収入が1億ドルを越えた作品が15本もある。また、多くのコメディアンたちと交友があり、友人たちが主演をつとめる多数のコメディ映画のプロデュース、製作総指揮を担当している。あまり賞レースに絡んでこないが、MTVムービー・アウォーズだけは何度も受賞している。ちなみに『ビッグ・ダディ』ではラジー賞の最低主演男優賞を受賞、脚本・製作も手がけた2011年の『ジャックとジル』はラジー賞初の全部門制覇をしてしまった。 ポール・トーマス・アンダーソンと組んだ『パンチドランク・ラブ』や、ドン・チードル共演の『再会の街で』などではこれまでのイメージを一新させ、静かな雰囲気の役柄をシリアスに演じた。自身が主演するコメディ映画ではアジアをネタに入れることがかなり多く、映画の中にも数多くの日本や中国を題材にしたネタが目立つ。 2017年、『マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)』における演技が絶賛され、「『パンチドランク・ラブ』以来の好演である」と評された[4]。 『サタデー・ナイト・ライブ』で自作曲を披露しており、1994年に作ったコミックソング「ザ・ハヌカー・ソング」はユダヤ教の祭日であるハヌカーの歌として非常によく知られている[5]。 ランキング2009年6月、経済誌『フォーブス』が2008年6月から2009年6月までの1年間で「最も稼いだ男優」のランキングを発表し、5,500万ドル(日本円で約53億9,000万円)を稼いで2位にランクインした[6][7]。 2010年2月、『ヴァニティ・フェア』誌が「2009年に最も稼いだハリウッドの稼ぎ手」のランキングを発表し、3,150万ドル(日本円で約28億円3,500円)を稼いで12位にランクインした。この金額は映画のギャラだけでなく、商品のロイヤリティ収入なども含んでいる[8]。 2010年9月、経済誌『フォーブス』が2009年からの1年間で「最も高額なギャラを獲得したハリウッドの俳優」のランキングを発表し、2,660万ドル(日本円で約22億6,100万円)を稼いで3位にランクインした[9]。 2010年11月、経済誌『フォーブス』が「最もコストパフォーマンスの悪かった俳優」を発表し、制作会社が得た金が1ドル当たり8ドル45セント(日本円で約693円)で選ばれた。 2011年2月、『ヴァニティ・フェア』誌が「2010年にハリウッドで最も稼いだ人たち」のランキングを発表し、2010年のギャラが推定で5,000万ドル(日本円で約41億円)で7位にランクインした[10]。 2011年8月、経済誌『フォーブス』が2010年の5月1日から2011年5月1日の1年間で「最も稼いだハリウッド俳優」のランキングを発表し、推定4,000万ドル(日本円で約32億円)を稼いで3位にランクインした[11][12][13]。 2024年3月、『フォーブス』発表の「最も稼いだハリウッド俳優」のランキングで約7300万ドル(約107億3000万円)を稼ぎ、1位となった[14]。 私生活2003年にジャッキー・ティトンと結婚[15][16][17]。2006年と2008年にそれぞれ娘が生まれている[18][19]。 2012年2月、第46回スーパーボウルを前にして、大ファンであるニューヨーク・ジェッツへの思いを語っている[20] フィルモグラフィ映画
製作他
日本語吹き替え主に担当しているのは、以下の二人である。
この他、山寺宏一、藤原啓治、堀内賢雄、坂東尚樹なども吹き替えを担当している。 脚注
参考文献
外部リンク
Information related to アダム・サンドラー |