アンドレアス・ヒンケル(Andreas Hinkel, 1982年3月26日 - )は、西ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州バックナング出身の元サッカー選手。現サッカー指導者。現役時代のポジションはDF。ドイツ代表でもあった。
経歴
クラブ
VfBシュトゥットガルトのユースチーム出身。同時期に元ドイツ代表ティモ・ヒルデブラント、ベラルーシ代表アレクサンドル・フレブらがいる。
その守備能力の高さとスピードを買われ、トップチーム昇格から3年、シュトゥットガルトの右サイドバックの座を掴み取り、ドイツ国内でも屈指のサイドバックに成長する。その安定したプレーからチーム内での信頼度は大きく、2003年、バイエルン・ミュンヘンから若きスター候補生・フィリップ・ラームがレンタル加入したときもその座を譲らなかった。(この移籍とポジション争いから、ラームは左サイドバックとしての才能を開花させることになった。)[1]
2006-07シーズンからリーガ・エスパニョーラのセビージャFCに移籍したが、ブラジル代表・ダニエウ・アウヴェスの壁は厚く、ピッチに立つ機会は限られた。
出場機会を求め、2008年からセルティックに移籍。セルティックでは右サイドバックのレギュラーとして活躍したが、2010-11シーズンは韓国代表車ドゥリの後塵を拝し、ベンチを温める機会が増えた。契約満了に伴い、戦力外通告となり、退団。
2011年10月にSCフライブルクに移籍。5シーズンぶりにブンデスリーガへ復帰した。
2012年のシーズン終了でフライブルクを退団、そのまま現役を引退した[2]。
代表
代表では最大のライバルと目されてきたヘルタ・ベルリンのアルネ・フリードリヒの後塵を拝し、ユルゲン・クリンスマン体制以降は長らく招集されていない[3]。
2008年8月には3年ぶりに代表に招集を受けたものの、2009年に入ってからは、アンドレアス・ベック、ジェローム・ボアテングの台頭で招集されなくなった。
指導者
2013年よりVfBシュトゥットガルトのユースチームコーチに就任。2016年12月よりVfBシュトゥットガルトII(U-23)の監督に就任した[4]。
タイトル
- クラブ
- セビージャFC
- セルティックFC
脚注
外部リンク