アヴァランチーズ
アヴァランチーズ(The Avalanches、ザ・アヴァランチーズ)は、オーストラリアのエレクトロニック・ミュージックグループ。1997年に活動を始め、アルバム『Since I Left You』(2000年)、『Wildflower』(2016年)、『We Will Always Love You』(2020年)などを発表している。 来歴1994年、メルボルンで前身のバンドとなるノイズ・パンク・プロジェクトのAlarm 115を結成する[1]。メンバーはキーボードのロビー・チャター(Robbie Chater)、キーボード、ベース、バッキング・ヴォーカルのトニー・ディ・ブラシ(Tony Di Blasi)、ヴォーカルのダレン・セルマン(Darren Seltmann)という構成で、1995年にはドラムのマナブ・エトーが加入した[2]。この時期に楽器や録音機材、古いレコードを中古屋で箱買いしており、Alarm 115が解散すると、これらのレコードが新たなプロジェクトの核となった[1]。 1997年9月、Trifekta Recordsからアヴァランチーズとしてデビュー・シングル「Rock City」をリリースする[3]。12月にはスティーヴ・パブロヴィッチのWondergram RecordsからEP『El Producto』がリリースされた[4]。 1998年5月にはModular Recordingsと契約する[5]。 1998年半ばからデビューアルバムの制作を開始し、2000年2月にメルボルンのSing Sing Studiosでミキシングを終えた。11月27日、デビューアルバム『Since I Left You』がリリースされた。2001年にはイギリスでXL Recordingsからアルバムがリリースされ、UKチャートで8位を記録した[6]。このアルバムと楽曲「Since I Left You」は批評家から極めて高い評価を受け、多くの音楽メディアが2000年代のベストアルバム、ベストソングの一つとして紹介した[7][8]。 アヴァランチーズは2005年には次の作品の制作を始めていたが、表立ってはこの後10年にわたり活動休止状態となる[9]。この間にメンバーの入れ替わりがあった[9]。 2016年7月8日、2作目のアルバム『Wildflower』をリリースする。アルバムからは楽曲「Frankie Sinatra」「Colours」「Subways」の3つがシングルカットされた[10]。 2020年12月11日、3作目のアルバム『We Will Always Love You』がリリースされた[11]。 ディスコグラフィ→詳細は英語版「en:The Avalanches discography」を参照
スタジオ・アルバム
受賞歴→詳細は英語版「en:The Avalanches#Awards and nominations」を参照
脚注
外部リンク |