エリカ賞(えりかしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の芝2000mで施行する競馬の競走である。レース名の由来は植物のエリカから。
概要
2歳限定の条件戦ながら、のちのダービー馬をはじめとするGI(JpnI)優勝馬を多数輩出しており、「出世レース」として競馬ファンの間で知られている。
施行時期は阪神競馬の年末の開催でほぼ固定されており、2013年までは阪神ジュベナイルフィリーズ前日の土曜開催となっていたが、2014年は有馬記念前日の土曜開催となる[1]。2015年から2017年までは開催休止となっていたが、2018年より復活されることになった[2]。
歴史
- 3歳400万円以下、阪神競馬場の芝2000mの競走として新設。
- 1987年 - 阪神競馬場の芝1400mに変更される。
- 1988年 - 阪神競馬場の芝2000mに再度変更される。
- 1990年 - 阪神競馬場の改修工事のため、京都競馬場の芝2000mで施行される。出走条件が「3歳500万円以下」に変更される。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「3歳500万円以下」から「2歳500万円以下」に変更。
- 2015年〜2017年 - 施行休止[3](2015年から2017年までは年末最終週に同条件の2歳500万円以下・平場・阪神競馬場芝2000mのレースとして施行されていた[要出典])。
- 2019年 - 出走条件が「2歳500万円以下」から「2歳1勝クラス」に変更。
- 2024年 - 阪神競馬場のリフレッシュ工事のため、京都競馬場の芝2000mで施行。
歴代優勝馬
1985年以降のデータ。馬齢は2000年以前も現年齢を用いる。
出典
脚注
- ^ 平成26年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
- ^ 平成30年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2018年7月29日閲覧
- ^ 平成27年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2015年8月3日閲覧
- ^ 2014年レース結果競馬ラボ 2014年12月28日閲覧
- ^ “2018年エリカ賞”. スポーツナビ (2018年12月8日). 2018年12月8日閲覧。
- ^ “2019年エリカ賞”. スポーツナビ (2019年12月7日). 2019年12月7日閲覧。
- ^ “2020年エリカ賞”. スポーツナビ (2020年12月12日). 2020年12月12日閲覧。
- ^ “2021年エリカ賞”. スポーツナビ (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ 2022年エリカ賞スポーツナビ、2022年12月12日閲覧
- ^ 2023年エリカ賞スポーツナビ、2023年12月9日閲覧
- ^ “2024年エリカ賞”. スポーツナビ (2024年12月7日). 2024年12月7日閲覧。