エルサルバドル空軍

エルサルバドル空軍; Fuerza Aérea Salvadoreña
創設	1923年3月20日
国籍	エルサルバドル
軍種	空軍
タイプ	軍事航空
任務	航空戦闘
上級部隊	エルサルバドル軍
主な戦歴	サッカー戦争; エルサルバドル内戦
識別
国籍識別標
使用作戦機
攻撃機	A-37
汎用ヘリ	シュワイザー 300（英語版）; MD500（英語版）; UH-1H/M; ベル 412
哨戒機	ビーチクラフト 1900C
練習機	T-35
輸送機	セスナ 208B EX; アラバ
	表; 話; 編; 歴;
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エルサルバドル空軍（エルサルバドルくうぐん、西: Fuerza Aérea Salvadoreña）は、エルサルバドル軍の空軍組織である。

68機の航空機を有し、A-37やIAI アラバなどを保有する。部隊規模は世界的には小規模。

1842年より存在し、サッカー戦争ではホンジュラス軍と交戦した。エルサルバドル内戦時には国内の左翼ゲリラとの戦いの間で、ホンデュラス国境にて飛行機からの爆撃や機銃掃射をゲリラ容疑がかかった市民らに行い、100人以上を殺害するなどの虐殺事件を起こしていた^[1]。

組織

エルサルバドル空軍は、2個航空旅団と教育・軍事航空訓練センターで構成される^[2]。

第1航空旅団（Primera Brigada Aérea イロパンゴ空軍基地（英語版））
- 輸送飛行隊（Escuadrón de Transporte） - BT-67（英語版）、アラバ 202、セスナ 210（英語版）、バロン 58PA、リアジェット45
- ヘリコプター飛行隊（Escuadrón de Helicópteros） - UH-1H/M、ベル 407、ベル 412EP、MD 500E
第2航空旅団（Segunda Brigada Aérea コマラパ空軍基地）
- 戦闘爆撃飛行隊（Escuadrón Caza y Bombardeo） - A/OA-37B、O-2A/B
- コブラ小隊（Escuadrilla Cuscatlán） - A-37B
教育・軍事航空訓練センター（Centro de Educaclón e Militar Aeronáutico イロパンゴ空軍基地）
- 軍事航空学校（Escuela de Aviacón Militar） - T-35A/B、T-41D、O-2A、セスナ 337G（英語版）、RC114（英語版）、ラリー 235GTA、TH-300C（英語版）

エルサルバドル空軍基地（

：軍民共用）

名称	愛称	製造国	種別	調達数現用数	備考
A/OA-37B	A/OA-37B "Dragón"	アメリカ合衆国	攻撃機	25 17	現用数のほか3機が部品取りのため保管状態。
O-2A/B	O-2A/B "Martllo"	アメリカ合衆国	偵察機	O-2A（15） O-2B（2） O-2A（7） O-2B（1）
BT-67（英語版）	BT-67 "Fantasma"	アメリカ合衆国	輸送機	4 1	現用機のほか1機が保管状態。
アラバ 202		イスラエル	輸送機	3 2	現用機のほか1機が保管状態。
リアジェット45		カナダ	輸送機	1 1
セスナ 337G（英語版）		アメリカ合衆国	連絡機	1 1
バロン 58PA		アメリカ合衆国	観測機	1 1
セスナ 210（英語版）		アメリカ合衆国	練習機	2 2
RC114（英語版）		アメリカ合衆国	練習機	1 1
T-41D		アメリカ合衆国	練習機	3 1
T-35A/B	T-35A/B "Azul"	チリ	練習機	T-35A（2） T-35B（5） T-35A（1） T-35B（3）
ラリー 235GTA	MS.893-235GTA "Aguila"	フランス	練習機	16 2	現用数のほか2機が部品取りのため保管状態。

退役

固定翼機

名称	愛称	製造国	種別	調達数現用数	備考
MD 500E	MD 500E "Guardiancillo"	アメリカ合衆国	偵察ヘリコプター	14 8
UH-1H/M	UH-1H "Guardian" UH-1M "Czador"	アメリカ合衆国	汎用ヘリコプター	UH-1H（83） UH-1M（23） UH-1H（5） UH-1M（1）	現用数のほかUH-1Hは7機、UH-1Mは3機が保管状態。
ベル 407		アメリカ合衆国	汎用ヘリコプター	1 1
ベル 412EP	Bell 412EP "Guardian"	アメリカ合衆国	汎用ヘリコプター	5 4
TH-300C（英語版）	TH-300C "Halcon"	アメリカ合衆国	練習ヘリコプター	6 3	現用数のほか2機が保管状態。