カラカルパク語
カラカルパク語(カラカルパクご、カラカルパク語: Qaraqalpaq tili、ウズベク語: Qoraqalpog‘ tili、ロシア語: Каракалпа́кский язык, ロシア語ラテン翻字: Karakalpákskiy yazyk)は、中央アジアのテュルク系言語の1つ。 カラカルパクスタン共和国(ウズベキスタン領内の自治共和国)に居住するテュルク系民族であるカラカルパク人によって話される。話者の大半は、カラカルパクスタン共和国をはじめとするウズベキスタン領内に居住するが、カザフスタン、アフガニスタン、ロシア、トルコにも話者が存在する。 言語系統は、テュルク諸語の北西語群(キプチャク語群)に属し、カザフ語、ノガイ語に近縁とされるが、近年では、語彙や文法面でウズベク語からの影響を顕著に受けている。 他のテュルク諸語と同様に母音調和の特徴を有する。 北西方言、および南東方言の2つの下位方言に分類される。 文字1928年までアラビア文字で、1928年からラテン文字で書かれ、1940年にキリル文字による正書法が制定された。1991年にウズベキスタンが独立した後、キリル文字を廃止してラテンアルファベットに戻すことが決定された。ウズベク語においてラテン文字の使用は今やタシケントを中心に広まっているが、1991年にはカラカルパク語にもラテン文字による新正書法が制定されたが、現在でもキリル文字による表記は広く使われている。その後、新しいカラカルパク語アルファベットの最後の変更は2016年に行われ、それまで使われていたアポストロフィのある文字の代わりに、アキュートを使用した正確な文字が導入された。
2016年以前は、ÁはAʻ、ǴはGʻ、Iはİ(大文字・小文字ともに点のあるI)、ÍはI(大文字・小文字ともに点のないI)、ŃはNʻ、ÓはOʻ、ÚはUʻ、2009年以前はCはTSと表記されていた。 外部リンクInformation related to カラカルパク語 |