キングジョージ島(キングジョージとう、英語: King George Island)は、南極海にある島。サウス・シェトランド諸島の1つである。島の位置は南緯62度23分、西経58度27分、面積は約1,150km2。島の名前はイギリス国王ジョージ3世にちなんで命名された。
アルゼンチンではベインティシンコ・デ・マジョ島(スペイン語: Isla 25 de Mayo、アルゼンチンの五月革命にちなむ)、チリではレイ・ホルヘ島(スペイン語: Isla Rey Jorge、キング・ジョージ島の訳)と呼ぶ。イギリスとアルゼンチンとチリが領有権を主張しているが、南極条約によりその行使は凍結されている。
チリ空軍の管理するチリ南極観測基地エドゥアルド・フレイ・モンタルバには滑走路があり、これが各国基地の補給と人員輸送に重要な役割を果たす。同観測基地の近くには、「チリ領南極」で最多の人口を抱えるビジャ・ラス・エストレージャス(Villa Las Estrellas、「星の町」)という集落があり、研究所などのほかに住宅や郵便局、観光客用ホテルもある。