ギャラクシー500
ギャラクシー500 (Galaxie 500)はアメリカで活動していたロックバンド。1987年に結成され、1991年に解散[1]。実働期間は4年と決して長くはなかったが、その後のインディー・ロックやスロウコア、シューゲイザーやドリーム・ポップなどのジャンルのバンドに影響を与えた[1]。 来歴ニュー・ヨークの高校時代の同級生であったディーン・ウェアハムとデーモン・クルコフスキーがハーバード大学在籍中に結成したバンド、スピーディ・アンド・カスタネッツが発展的解消した後、演奏経験のなかったナオミ・ヤンを誘い結成[2]。バンド名はディーンの当時の友達が持っていた車(フォード・ギャラクシー)の名前に由来する[3]。当時、デーモンとナオミは大学院に進んでいたが、ディーンは卒業後にニュー・ヨークに戻って働いていた。夏休みで帰省したデーモンとナオミとのセッションでバンドを続けることをディーンが決意し、夏休み後、3人でボストンに戻ってバンドを本格的に始動した[1]。 全作品を担当することになるクレイマーのプロデュースの元にギャラクシー500の作品をリリースする為に設立されたAuroraレーベルから、7インチシングル『Tugboat』をリリースした後、1988年にアルバム『Today』でデビュー。翌年までイギリスツアーをこなす。その後ラフ・トレードと契約し、1990年にセカンドアルバム『On Fire』をリリース。UKインディーズチャートで7位を獲得するなど、本国よりイギリスで高い評価を受ける[4]。1991年発表のサードアルバム『This Is Our Music』リリース後、初の日本ツアーを目の前にしてディーンが脱退を宣言し、バンドは解散[2]。解散後、ディーンは新バンドルナを結成し、デーモンとナオミはピエール・エトワール名義でのEPリリースの後、デーモン・アンド・ナオミとして音楽活動を続けている。初期の数年は並行してマジック・アワーのリズム・セクションとしても活動していた。 作品→詳細は英語版「en:Galaxie 500#Discography」を参照
スタジオ・アルバム3作のライセンスに関しては、英国ラフ・トレードの倒産後、オークションにかけられた資産からデーモン&ナオミが落札して買い戻し、以降、彼らが所有している。
脚注
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