クリス・コーネル
クリス・コーネル(Chris Cornell、本名:クリストファー・ジョン・ボイル(Christopher John Boyle)、1964年7月20日 - 2017年5月17日[1])は、アメリカ合衆国シアトル出身のシンガー、ギタリスト、ソングライター。声域は4オクターブにも及ぶ。 「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第93位[2]。 来歴父はアイルランド系カトリック教徒の薬剤師エド・ボイル、母はユダヤ系の計理士カレン・コーネル。兄ピーターとパトリック、妹ケイティ、スージー、マギーがいる。子だくさんだったため親の目が届かず寂しい幼少期を送った[3]。14歳のときにフェンサイクリジン(通称エンジェルダスト)を経験し、パニック障害を罹患、広場恐怖症のため16歳まで友達もなく、引きこもって空想を巡らして暮らすような子供だった[3]。両親がアルコール中毒だったことから早くから大酒を飲むようになり、20代後半には薬物に手を出し依存症となった[3]。 ロックバンド、サウンドガーデン(1984年から1997年在籍)、オーディオスレイヴ(2001年から2007年在籍)にてボーカリストを務め、また、1度限りのトリビュートバンド、テンプル・オブ・ザ・ドッグのフロントマンを務める。同バンドはクリスのルームメイトだったアンドリュー・ウッドの追悼のために結成されたバンドである。 クロスビート2006年1月号の「100人が選ぶ史上最高の名曲」という特集で、クリスはデュラン・デュランの「ワイルド・ボーイズ」をピックアップしている。 キャリアの中で、4枚のソロアルバム『Euphoria Morning』(1999年)、『Carry On』(2007年)、『Scream』(2009年)、『Higher Truth』(2015年)をリリースしている。2006年には『007 カジノ・ロワイヤル』の主題歌(You know my name)を歌った。 2017年5月17日、サウンドガーデンのツアー先、デトロイト市内のホテルで死去。52歳没。[1]。当初死因は非公表とされていたが、後に遺体の状態から自殺(縊死)の可能性が高いことが公表された[4]。 ディスコグラフィソロ作品
コンピレーション
使用楽器脚注
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