ゲイリー・ブルッカー
ゲイリー・ブルッカー(Gary Brooker、1945年5月29日 - 2022年2月19日[1])は、イングランド出身のミュージシャン、ロック歌手、鍵盤奏者、音楽プロデューサー。 ロックバンド「プロコル・ハルム」の主宰として知られる。2003年、大英帝国勲章を叙勲。 来歴英国ロンドンで生まれ、1955年にエセックス州に移る[2]。1959年に中学校時代の仲間達と「パラマウンツ」というグループを結成。1962年頃から本格始動し、翌1963年にシングルデビューを果たす[2]。レイ・チャールズらに影響を受けR&B色の濃い楽曲を制作し、コースターズのカヴァー曲をヒットさせるが、1966年に解散。 その後、1967年に詩人のキース・リードと出会い、リードの作った詞にブルッカーが曲をつける方式で、ロック・バンド「プロコル・ハルム」を結成。ブルッカーが作曲、ピアノ、リード・ヴォーカルを担当したプロコル・ハルムのデビュー曲「青い影」は世界的大ヒットとなり[1]、1977年に解散するまで、多くの曲をリードと共作した。 バンド解散後はソロとして活動する傍ら、エリック・クラプトン・バンドのバンドマスターを務めたほか、ジョージ・ハリスンやリンゴ・スターといった元ビートルズのメンバーとも共演した。また、アラン・パーソンズ・プロジェクトにもリード・ヴォーカルとしてゲスト参加している。 1991年にプロコル・ハルムを再結成し、各国をツアーしていた。そのチャリティー活動が評価され、2003年、英国王室から大英帝国勲章(五等勲士、MBE)を授けられた[1]。また、1997年から1999年にかけて、リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドのツアーにも参加。「青い影」や「征服者」等を歌った。その頃には、ビル・ワイマンが率いるリズム・キングスにも名を連ねていた。 2022年2月19日、がんのため自宅にて死去。76歳没。死去はプロコル・ハルムの公式サイトで明らかにされた[1]。 ディスコグラフィ→「プロコル・ハルム」としての作品は項目先を参照
ソロアルバム
ライブアルバム
脚注
外部リンク |