ザ・スイッチ (2020年の映画)
『ザ・スイッチ』(原題:Freaky)は、2020年のアメリカ合衆国のスラッシャー・コメディ映画。監督はクリストファー・B・ランドン、主演はヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートン。アメリカほか数カ国で、2020年11月13日の金曜日に劇場で公開された[4]。 ストーリーバーニー・ギャリスは凶暴な殺人鬼であり、「ブリスフィールド・ブッチャー」の通り名で恐れられていた。そんなある日、バーニーが女子高校生(ミリー)を襲撃したところ、凶器に秘められていた魔力が突然解放され、2人の中身が入れ替わってしまった。ミリーは自分が50代の男性の肉体、しかも、指名手配中の殺人鬼の肉体と入れ替わったのを知り慌てふためいたが、バーニーの方は「これで警察に追われることなく殺しができる。こいつのクラスメートで死体の山を築いてやる」と大喜びしていた。 しばらくして、ミリーはバーニーから肉体を取り戻すべく友人(ナイラとジョシュ)の協力を取り付けたが、彼女に残された時間は24時間も残されてはいなかった。 キャスト
スタッフ
日本語版スタッフ
製作2019年8月、クリストファー・B・ランドン監督の新作映画にヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートンが出演することになった[6]。プロットの詳細が明かされていなかったこともあり、「ランドン監督は『スクリーム』のリブート版の製作を進めている可能性がある」と報じるメディアがでたため[7]、監督は「『フリーキー・フライデー』に触発されたオリジナル作品を作るつもりです」と述べ、そうした憶測を打ち消した[8]。10月、ユリア・シェルトン、アラン・ラック、ケイティ・フィナーラン、セレステ・オコナー、ミシャ・オシェロヴィッチがキャスト入りした[9][10]。 撮影・音楽本作の主要撮影は2019年10月21日にジョージア州で始まり[11][12]、同年12月12日に終了した[13]。2020年9月10日、ベアー・マクレアリーが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[14]。 マーケティング・興行収入2020年9月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[15]。10月8日、本作はビヨンド・フェストでプレミア上映された[16]。27日、「Slaughterhouse」と題された予告編が公開された[17]。11月13日、本作は全米2472館で封切られ、公開初週末に360万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[18]。 当初、本作は2021年1月15日に日本で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受けて、1月8日、配給元の東宝東和は本作の公開延期を発表した[19]。 2021年2月25日、新たな公開日が2021年4月9日に決定したことが発表された[20]。 評価本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには199件のレビューがあり、批評家支持率は83%、平均点は10点満点で6.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「女子高生と中年男性が入れ替わるという設定を活かしたスラッシャー映画である。ホラーとコメディの間を自在に行き来することで、『ザ・スイッチ』は他では見られない面白さを出すことに成功した。」となっている[21]。また、Metacriticには37件のレビューがあり、加重平均値は66/100となっている[22]。なお、本作のCinemaScoreはB-となっている[23]。 続編の可能性2020年11月11日、ランドン監督は自身のTwitterで「『ハッピー・デス・デイ』と『ザ・スイッチ』は同じDNAを共有していますので、ミリーとツリーが出会う日が来るかもしれません」と述べた[24]。また、プロデューサーのジェイソン・ブラムも本作の続編を作ることに関心を示している[25]。 出典
外部リンクInformation related to ザ・スイッチ (2020年の映画) |