ザ・フレーミング・リップス
(2006年)
基本情報 出身地
アメリカ合衆国 オクラホマ州 オクラホマシティ ジャンル
活動期間
1983年 - レーベル
メンバー
ウェイン・コイン
スティーブン・ドローズ
デレク・ブラウン
マット・カークシー
ニコラス・レイ
ミカ・ネルソン
旧メンバー
マーク・コイン
デイヴ・コストカ
リチャード・イングリッシュ
ジョナサン・ドナヒュー
ネイザン・ロバーツ
ジョン・ムーニハム
ロナルド・ジョーンズ
クリフ・スカーロック
ジェイク・インガルズ
マイケル・アイヴァンス
ザ・フレーミング・リップス (The Flaming Lips )はアメリカ合衆国 のロックバンド 。ライブスタイルが非常に独特で、幻想的かつ、エンターテイメント性の高いパフォーマンスを繰り広げる。
1983年 からオクラホマ州 オクラホマシティ にて活動開始。1985年 に自ら立ち上げたレーベルであるLovely Sorts of Deathよりセルフ・タイトルEPである『The Flaming Lips』をリリースしデビュー。以後、数枚のスタジオ・アルバムやEP を1990年代 初頭までリリースしている。1992年 にワーナー・レコード と契約しメジャー・デビュー。1993年 にリリースしたシングル「She Don't Use Jelly」がヒットした[ 2] 。その後、4枚同時再生の実験アルバム『Zaireeka』などを発表したあと、アルバム『ザ・ソフト・ブレティン』(1999年 )で評価を大きく高め、続くアルバム『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』(2002年 )の成功で実力派バンドとしての地位を確固たるものにする[ 3] 。グラミー賞には計6回ノミネート、うち3回受賞を果たしている[ 4] 。
来歴
ライブでのバンド(2010年)
1983年 、オクラホマシティ にてギター 担当のウェイン・コインと弟であるボーカル 担当のマーク・コイン、ベース 担当のマイケル・アイヴァンス、ドラム 担当のデイヴ・コストカが中心となって結成し活動を開始。その後、コストカが脱退し1984年 にドラムス 担当としてリチャード・イングリッシュが加わる。このメンバーでレコーディングを開始しEP『The Flaming Lips』をリリースした。
1986年8月22日、ファースト・アルバム『Hear It Is』をRestless RecordsとEnigma Recordsからリリース[ 5] 。
1987年11月1日、セカンド・アルバム『Oh My Gawd!!!』をリリース[ 6] 。
1989年2月17日、サード・アルバム『Telepathic Surgery』をリリース[ 7] 。
1990年9月12日、アルバム『In a Priest Driven Ambulance』をRestless Recordsとシティ・スラング からリリース[ 8] 。
1992年8月11日、アルバム『ヒット・トゥ・デス・イン・ザ・フューチャー・ヘッド』をワーナー・レコード からリリース[ 9] 。これがメジャー・デビューとなった。
1993年6月22日、アルバム『トランスミッションズ・フロム・ザ・サテライト・ハート』をリリース[ 10] 。収録曲「She Don't Use Jelly」がヒットし、Billboard Hot 100 にチャートインした[ 2] 。
1995年9月19日、アルバム『クラウズ・テイスト・メタリック』をリリース[ 11] 。
1997年2月28日、4枚同時再生の実験アルバム『Zaireeka』をリリース[ 12] 。
1999年6月22日、アルバム『ザ・ソフト・ブレティン』をリリース、批評家から高い評価を受けた[ 3] 。イギリスではゴールドディスク に認定された[ 13] 。
2002年7月16日、アルバム『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』をリリース[ 14] 。前作に続き高い評価を受け、イギリスでプラチナディスク、アメリカでゴールドディスクに認定された[ 15] 。
ライブでのバンド(2011年)
2006年4月4日、アルバム『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス (神秘主義者との交戦)』をリリース[ 16] 。第49回グラミー賞 では最優秀オルタナティヴ・アルバム賞にノミネート、最優秀エンジニア・アルバム賞を受賞、楽曲「The Wizard Turns On...」が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞した[ 17] 。
2009年10月13日、アルバム『エンブリオニック』をリリース[ 18] 。
2013年4月1日、アルバム『ザ・テラー』をリリース[ 19] 。
2017年1月13日、アルバム『オクシィ・ムロディ』をリリース[ 20] 。
2019年7月19日、アルバム『King's Mouth』をリリース[ 21] 。
2020年9月11日、アルバム『American Head』をリリースする[ 22] 。
メンバー
ウェイン・コイン(Wayne Coyne、1961年 1月13日 - ) - ボーカル 、ギター 、キーボード 、テルミン (1983年–)
スティーブン・ドローズ(Steven Drozd、1969年 6月11日 - ) - ドラムス 、ギター、パーカッション 、キーボード、ボーカル(1991年–)
デレク・ブラウン(Derek Brown) - ギター、キーボード、パーカッション、コーラス(2009年–)
マット・カークシー(Matt Kirksey) - ドラムス、パーカッション、キーボード、バッキング・ボーカル(2014年-)
ニコラス・レイ(Nicholas Ley) - パーカッション、ドラムス、サンプラー (2014年-)
ミカ・ネルソン(Micah Nelson) - ベース 、キーボード、バッキング・ボーカル(2021年–)
ウェイン・コイン(ボーカル・ギター)
マイケル・アイヴァンス(ベース)
スティーブン・ドローズ(ドラムス)
旧メンバー
マーク・コイン(Mark Coyne) - ボーカル(1983年–1985年)
デイヴ・コスタカ(Dave Kostka)- ドラムス(1983年–1984年)
リチャード・イングリッシュ(Richard English) - ドラムス、ピアノ 、ボーカル(1984年–1988年)
ネイザン・ロバーツ(Nathan Roberts) - ドラムス(1988年–1991年)
ジョナサン・ドナヒュー(Jonathan Donahue、1966年 5月6日 - ) - ギター(1988年–1991年)
ジョン・ムーニハム(John Mooneyham) - ギター(1991年の1ヶ月間のみ)
ロナルド・ジョーンズ(Ronald Jones) - ギター(1991年–1996年)
クリフ・スカーロック(Kliph Scurlock、1973年 6月16日 - ) - ドラムス、パーカッション(2002年–2014年)当初ライブサポートとして参加、2009年に正式加入
ジェイク・インガルズ(Jake Ingalls) - キーボード、ギター(2013–2021)
マイケル・アイヴァンス(Michael Ivins、1963年 3月17日 - ) - ベース、キーボード、ボーカル(1983年–2021年)
サポートメンバー
レイ・スエン(Ray Suen) - パーカッション、バイオリン、ハープ、キーボード(2009年–2012年)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
Hear It Is (1986年)
Oh My Gawd!!! (1987年)
Telepathic Surgery (1989年)
In a Priest Driven Ambulance (1990年)
『ヒット・トゥ・デス・イン・ザ・フューチャー・ヘッド』 - Hit to Death in the Future Head (1992年)
『トランスミッションズ・フロム・ザ・サテライト・ハート』 - Transmissions from the Satellite Heart (1993年)
『クラウズ・テイスト・メタリック』 - Clouds Taste Metallic (1995年)
Zaireeka (1997年)
『ザ・ソフト・ブレティン』 - The Soft Bulletin (1999年)
『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』 - Yoshimi Battles the Pink Robots (2002年)
『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス (神秘主義者との交戦)』 - At War with the Mystics (2006年)
Once Beyond Hopelessness (2008年)
『エンブリオニック』 - Embryonic (2009年)
The Flaming Lips and Stardeath and White Dwarfs with Henry Rollins and Peaches Doing The Dark Side of the Moon (2009年)
『ザ・フレーミング・リップスと愉快な仲間たち』 - The Flaming Lips and Heady Fwends (2012年)
『ザ・テラー』 - The Terror (2013年)
The Time Has Come to Shoot You Down... What a Sound (2013年)
With a Little Help from My Fwends (2014年)
Atlas Eets Christmas (2014年)
『オクシィ・ムロディ』 - Oczy Mlody (2017年)
King's Mouth (2019年)
American Head (2020年)
EP
The Flaming Lips (1984年)
Unconsciously Screamin' (1990年)
Yeah, I Know It's a Drag... But Wastin' Pigs Is Still Radical (1991年)
Due to High Expectations... the Flaming Lips Are Providing Needles for Your Balloons (1994年)
The Southern Oklahoma Cosmic Trigger Contest (2001年)
『ファイト・テスト』 - Fight Test (2003年)
Ego Tripping at the Gates of Hell (2003年)
Yoshimi Wins! (Live Radio Sessions) (2005年)
It Overtakes Me (2006年)
Paranoia and Peace (2013年) ※with Tame Impala
Peace Sword (2013年)
コンピレーション・アルバム
『1984-1990』 - A Collection of Songs Representing an Enthusiasm for Recording...By Amateurs (1998年)
『コンプリート 1983-1988』 - Finally the Punk Rockers Are Taking Acid (2002年)
『コンプリート 1989-1991』 - The Day They Shot a Hole in the Jesus Egg (2002年)
Shambolic Birth and Early Life Of (2002年)
Late Night Tales: The Flaming Lips (2005年)
20 Years of Weird: Flaming Lips 1986–2006 (2006年)
iTunes Originals – The Flaming Lips (2007年)
Heady Nuggs: The First Five Warner Bros. Records 1992-2002 (2011年)
Heady Nuggs: 20 Years After Clouds Taste Metallic 1994–1997 (2015年)
Greatest Hits, Vol. 1 (2018年)
Scratching the Door: The First Recordings of the Flaming Lips (2018年)
Seeing the Unseeable: The Complete Studio Recordings of the Flaming Lips 1986–1990 (2018年)
受賞歴
脚注
^ a b c d e Ankeny, Jason. The Flaming Lips Biography, Songs, & Albums - オールミュージック . 2021年9月11日 閲覧。
^ a b “The Flaming Lips ”. Billboard . 2020年10月31日 閲覧。
^ a b (英語) The Soft Bulletin by The Flaming Lips , https://www.metacritic.com/music/the-soft-bulletin/the-flaming-lips 2020年10月31日 閲覧。
^ “The Flaming Lips ” (英語). GRAMMY.com (2019年11月19日). 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Hear It Is - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/hear-it-is-mw0000192959 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Oh My Gawd!!!...The Flaming Lips - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/oh-my-gawd%21%21%21the-flaming-lips-mw0000193856 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Telepathic Surgery - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/telepathic-surgery-mw0000203451 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) In a Priest Driven Ambulance - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/in-a-priest-driven-ambulance-mw0000309874 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Hit to Death in the Future Head - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/hit-to-death-in-the-future-head-mw0000071518 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Transmissions from the Satellite Heart - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/transmissions-from-the-satellite-heart-mw0000098207 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Clouds Taste Metallic - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/clouds-taste-metallic-mw0000645557 2020年10月31日 閲覧。
^ “The Flaming Lips ” (英語). The Flaming Lips . 2020年10月31日 閲覧。
^ “Chart Log UK: Adam F - FYA ”. www.zobbel.de . 2020年10月31日 閲覧。
^ “Lips Nailed For Cat Stevens Song Similarity ” (英語). Billboard . 2020年10月31日 閲覧。
^ “Chart Log UK: Adam F - FYA ”. www.zobbel.de . 2020年10月31日 閲覧。
^ “Release group “At War With the Mystics” by The Flaming Lips - MusicBrainz ”. musicbrainz.org . 2020年10月31日 閲覧。
^ “The Flaming Lips ” (英語). GRAMMY.com (2019年11月19日). 2020年10月31日 閲覧。
^ “The Flaming Lips: Embryonic ” (英語). Pitchfork . 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) The Terror - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/the-terror-mw0002485494 2020年10月31日 閲覧。
^ (英語) Oczy Mlody - The Flaming Lips | Songs, Reviews, Credits | AllMusic , https://www.allmusic.com/album/oczy-mlody-mw0002993888 2020年10月31日 閲覧。
^ Yoo, Noah. “The Flaming Lips’ New Album Kings Mouth Gets Wide Release ” (英語). Pitchfork . 2020年10月31日 閲覧。
^ “The Flaming Lips share new single and video 'Flowers of Neptune 6' | NME ” (英語). NME Music News, Reviews, Videos, Galleries, Tickets and Blogs | NME.COM (2020年5月29日). 2020年10月31日 閲覧。
外部リンク