ザ・ボディガード (映画)
『ザ・ボディガード』(原題:The Hunter's Prayer)は2017年に公開されたアメリカ合衆国・スペイン・ドイツ合作のアクション映画である。監督はジョナサン・モストウ、主演はサム・ワーシントンが務めた。本作はケヴィン・ウィグノールが2004年に発表した小説『For the Dogs』を原作としている。 概略スイス。元兵士のルーカスはある女子学生(エラ)を監視していた。エラはルーカスの存在にすぐに気がついたが「父さんが自分を心配して雇ったのだろう」などと思っていた。しかし、実のところ、ルーカスはエラを殺すために犯罪組織が雇った殺し屋であった。エラの父親は裏社会の大物(アディソン)を裏切ろうとしたばかりに殺害されており、用心深い組織はエラをも殺害しようとしていたのである。 ところが、裏社会にうんざりしていたルーカスはどうしても任務を遂行することができなかった。そして、ついには、エラの逃走を手助けするようになった。裏切りを知って激怒したアディソンは手下たちにルーカスの抹殺を命じたが、ルーカスの方もアディソンの殺害を決意しており、両者血みどろの戦いが幕を開けた。 キャスト
製作2013年1月30日、小説『For the Dogs』の映画化に際して、フィリップ・ノイスが監督に、サム・ワーシントンが主演に起用されたとの報道があった[3]。5月、ヘイリー・スタインフェルドの出演が決まった[4]。2014年1月、ノイスとスタインフェルドが降板したことを受けて、ジョナサン・モストウとエマ・ロバーツがその後釜に据えられたと報じられた[5]。11月8日、本作のタイトルが『For the Dogs』から『The Hunter's Prayer』に変更されると共に、オデイア・ラッシュ(降板したロバーツの代役)、ヴェロニカ・エチェーギ、マーティン・コムストンの起用が発表された[6]。同月上旬、本作の主要撮影がイギリスのヨークシャーで始まった[6]。2015年9月25日、フェデリコ・フシドが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[7]。 公開・マーケティング2016年9月9日、サバン・フィルムズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[8]。2017年5月8日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[9]。 評価本作に対する批評家からの評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには21件のレビューがあり、批評家支持率は33%、平均点は10点満点で4.94点となっている[10]。また、Metacriticには5件のレビューがあり、加重平均値は35/100となっている[11]。 出典
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