ジャック・バラティエ
ジャック・バラティエ(Jacques Baratier、1918年3月8日 モンペリエ - 2009年11月27日[1])は、フランスの映画監督、脚本家。短編映画を多数手がけた。 来歴・人物1918年3月8日、フランス・エロー県のモンペリエに生まれる。ロジェ・レーナルトとは同郷。 1949年、短編ドキュメンタリー映画『Désordre(無秩序)』を撮る。アナベラ、アレクサンドル・アストリュック、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ジャン・コクトー、ジャン・ジュネ、ジュリエット・グレコ、レイモン・クノー、ジャン=ポール・サルトル、ボリス・ヴィアン、オーソン・ウェルズら多くの俳優、音楽家、文学者、哲学者等の文化人が多数登場する。 1958年5月、フランス・チュニジア合作の長編映画『Goha』を第11回カンヌ国際映画祭に出品、審査員賞受賞。主演オマー・シャリフ。 1963年、『Dragées au poivre』を撮る。派手なキャスティングで、脇にゴダールとの結婚直後のアンナ・カリーナや、シモーヌ・シニョレ、マリナ・ヴラディ、監督のロジェ・ヴァディムも出演している。 1967年、ドキュメンタリー映画『想い出のサンジェルマン』公開。サンジェルマンデプレに集う芸術家たちの姿を捉える。『Désordre(無秩序)』に登場した人物たちのほか、アントナン・アルトーもアーカイヴフッテージで登場。 1968年、38分の中篇映画『Piège(罠)』を発表。精神分析家ジャック・ラカンが賞賛したことで知られる。 1969年、アンドレ・S・ラバルトとジャニーヌ・バザンプロデュースによるテレビドキュメンタリーシリーズ『われらの時代のシネアストたち Cinéastes de notre temps』の『ルネ・クレール René Clair』を演出する。出演者は、ルネ・クレール本人、ミシェル・シモン、モーリス・シュヴァリエら。 2003年、前作以来20年ぶりの新作『Rien, voilà l'ordre』を発表。 2007年、第60回カンヌ国際映画祭で上映されたジェーン・バーキンの監督作『Boxes』に出演。他の出演はジェラルディン・チャップリン、ミシェル・ピコリ、バーキン自身、ルー・ドワイヨン、ジョン・ハート、チェッキー・カリョら。 エリック・ロメールの近年の撮影監督ディアーヌ・バラティエ(1963年 - )は実娘。映画『コーラス』の監督クリストフ・バラティエ(1963年 - )は甥。 主な監督作
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