特定非営利活動法人ジャパンハート(Japan Heart)は、発展途上国を中心に活動する医療ボランティア団体で、日本発祥の国際医療NGO。
日本国内の複数の企業から経済的な支援を受け、活動している。現在、常時活動しているのはミャンマーとカンボジア、ラオス、日本。ASEAN圏内で大規模自然災害が発生した際は、現場のニーズ調査と医療者派遣活動も実施する。国内活動地では離島・僻地への医療者派遣、小児がんの子どもとその家族の外出に医療者が付き添う活動が挙げられる。 海外では、貧しく医療を受けられない人々を対象に、年間約3万件の治療を行う。
歴史
- 2004年 小児外科医師の吉岡秀人により「国際医療奉仕団ジャパンハート」として設立
- 2008年 「特定非営利活動法人ジャパンハート」となる
- 2011年 「認定NPO法人」として認定される
活動内容
海外
- 無償治療
- カンボジア ジャパンハートこども医療センター運営
- 貧困で人身売買や病気の危険にさらされる子どもたちの保護を目的とした養育施設「Dream Train(ドリームトレイン)」運営
- 現地医療者の育成
- チャリティーホスピタルの運営、建設
- 災害孤児の養育支援
- 保健・衛生指導
- 発展途上国の現地人医師の日本における研修受け入れ
- 視覚障がい者自立支援活動
- 活動国内で治療が困難な疾患の子どもの来日治療
国内
国際緊急救援
メディアへの出演
CM
- 内閣府制作 政府広報用テレビCM(2014年11月・グローバルTVネットワークCNN アジア地域で放送)
- ACジャパン支援キャンペーン
- 「日本の心」(2019年度)
- 「いちばん格差があってはいけないのは医療だ」(2020年度)
- 「助かるはずの命」(2021年度)
テレビ番組
ほか
新聞
- 日本経済新聞(2005年1月1日「羽ばたけ日本のフロントランナー」)
- 朝日新聞「beフロントランナー」
- 夕刊フジ(2013年2月22日「名医はこの人・ブラックジャックを探せ」)
- 日本経済新聞(2013年3月2日「こころのページ」)
- 産経新聞(2017年8月7日「話の肖像画」)
- 南日本新聞(2019年12月6日)、神戸新聞(2019年12月6日)、秋田魁新報(2019年12月6日)、高知新聞(2019年12月6日)、福井新聞(2019年12月6日)、徳島新聞(2019年12月7日)、長崎新聞(2019年12月7日)、山梨日日新聞(2019年12月8日)「中村哲氏(ペシャワール会)逝去コメント」
- 産経新聞(2020年1月21日)
- 琉球新報(2021年11月13日「沖縄県要介護濃厚接触者隔離施設 設立」)
- 沖縄タイムス(2021年11月21日「沖縄県要介護濃厚接触者隔離施設 設立」)
ほか
ラジオ
書籍
関連書籍
写真集
- 『One sky Japan Heart』(文:吉岡秀人、写真:内藤順司)(2019年12月、Junji Naito Photographs)- ジャパンハート初の写真集
受賞
- 2008年10月 - 第一回 自由都市・堺平和貢献賞 奨励賞受賞
- 2012年 4月 - 第三十八回 大山健康財団賞受賞
- 2014年 8月 - 平成二十六年度 外務大臣表彰
- 2014年 8月 - 第7回 沖縄平和賞
- 2017年 8月-第48回 社会貢献者表彰(団体受賞)
- 2017年10月-際69回 保健文化賞(団体受賞)
- 2019年 第7回エクセレントNPO大賞及び市民賞 受賞(団体受賞)
- 2019年 第22回地球倫理推進賞(国際活動部門)、文部科学大臣賞 受賞(いずれも団体受賞)
- 2020年 国際連合UNIATF Award 2020(2020 United Nations Inter-Agency Task Force on the Prevention and Control of Non-communicable Diseases Award)受賞
- 2021年 第69回菊池寛賞受賞(吉岡秀人)
- 2021年 第5回ジャパンSDGsアワード SDGs推進副本部長(外務大臣)賞受賞
関連項目
出典
外部リンク
団体公式アカウント
関連リンク