ジュダ・フリードランダー
ジュダ・フリードランダー(Judah Friedlander、1969年3月16日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、コメディアン。トラッカーハット(Trucker hat)に大きすぎる眼鏡、だらしのない格好がトレードマークで、多くの役柄でいつもそうした風貌で登場する[1]。 生い立ちフリードランダーは、メリーランド州ゲイザースバーグに、母シャーリー(Shirley)(旧姓、Sestric)と父アート・フリードランダー(Art Friedlander)の息子として生まれた。父はユダヤ系ロシア人の血を引き、ピッツバーグ生まれの母はクロアチア系であった[2][3][4] 経歴フリードランダーは、クリス・ロックを取り上げた1989年の短編ドキュメンタリー『Who Is Chris Rock?』のカメラマンとして、ショービジネスの業界に入った。その10年後、フリードランダーは、カメラの前に立つ仕事を始め、NBCのシチュエーション・コメディ番組『Lateline』や、『ミート・ザ・ペアレンツ』(2000年)、『ズーランダー』(2001年)、『Full Grown Men』(2006年)など数多くの喜劇映画に出るようになった。最も注目された映画の役柄は、『アメリカン・スプレンダー』(2003年)のトビー・ラドロフ(Toby Radloff)役であった[5]。デイヴ・マシューズ・バンド(Dave Matthews Band)の2001年の曲「Everyday」のビデオ・クリップでは、フリードランダーが「ハグ男 (The Hug Guy)」として全編に登場する[5]。 フリードランダーは、VH1の『Best Week Ever』(2004年 - 2009年)のシリーズ・レギュラーを務め、その後はNBCのシチュエーション・コメディ番組『30 Rock / サーティー・ロック』に、架空のテレビ番組『トレイシー・ジョーダンのザ・ガーリー・ショー (TGS with Tracy Jordan)』(『サタデー・ナイト・ライブ』のパロディ)の放送作家陣のひとりフランク・ロッシターノ(Frank Rossitano)の役で出演している。フリードランダーが出演するエピソードごとに、彼のトレードマークになっている帽子には、本人のデザインにより毎回異なるスローガンが書かれている[1]。 フリードランダーは、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルスなどの各地でスタンダップ・コメディ(Stand-up comedy)のライブにも出演しており、ブロードウェイのキャロライン・オン・ブロードウェイ(Carolines on Broadway)やタフツ大学でも公演している。彼の最も広く知られた小ネタ(schtick)は、自分は偉大だと主張する「世界の世界チャンピオン (The World Champion of the World)」という奇妙なスローガンである[6]。フリードランダーのウェブサイトには、以前、ブラジルで行なわれたサッカーの国際試合で、1試合に243個のゴールを決めたことがある、レフェリーもやりながら、などと記されている。フリードランダーは、コメディ・セントラルの番組『Live at Gotham』(2006年 - 2009年)のホストも務めた。 フリードランダーは、TV Land Award(放送終了となった番組を対象とする、エミー賞などのパロディ的な賞)の舞台裏をオンライン中継するホスト役を2年間担当した[いつ?][7]。 フリードランダーは、2010年に、コメディ本『How to Beat Up Anybody: An Instructional and Inspirational Karate Book by the World Champion』を著した。 出演作品出典・脚注
外部リンク
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