ジュリアン (映画)
『ジュリアン』(Jusqu'à la garde)は、2017年のフランスのサスペンス映画。 グザヴィエ・ルグラン初の長編映画監督作品[3]で、出演はトマ・ジオリアとドゥニ・メノーシェなど。 ドメスティックバイオレンスを題材とし、第86回アカデミー賞の短編映画賞にノミネートされた2013年の映画『すべてを失う前に』の長編バージョンである[4]。本国フランスで40万人動員のロングランヒットを記録した[5]。 2017年8月から9月にかけて開催された第74回ヴェネツィア国際映画祭に出品され、銀獅子賞(監督賞)を受賞している。 日本ではフランス映画祭2018において『CUSTODY/カストディ』のタイトルで上映されたのち、2019年に一般劇場公開された[4]。 ストーリー
ミリアムは夫アントワーヌと離婚し、ミリアムはジョゼフィーヌとジュリアンの2人の子供を引き取ったが、ジュリアンについては親権内容を争った末、離婚調停の取り決めで親権は共同と決められたため、ジュリアンは隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごすことになる。 しかし、ミリアムはアントワーヌに絶対に会おうとせず、電話番号も住所も伝えない。アントワーヌにDV癖があったためだ。アントワーヌはジュリアンに面会する度に母の居場所を聞き出そうとするが、彼も母親を守るため必死に嘘をつき続ける。 アントワーヌの不満は徐々に高まっていき、そしてある日、ついに怒りに満ちたアントワーヌが家に乗り込んでくる。 キャスト
作品の評価Rotten Tomatoesによれば、114件の評論のうち、95%にあたる108件が高く評価しており、平均で10点満点中7.9点を得ている[6]。 Metacriticによれば、21件の評論の全てが高く評価しており、平均で100点満点中83点を得ている[7]。 アロシネによれば、メディアによる34件の評論のうち31件が5点満点中4点以上をつけており、平均で4.2点を得ている[8]。 受賞歴
出典
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