スティーブン・パドック
スティーブン・パドック(Stephen Craig Paddock、1953年4月9日 - 2017年10月1日[2])は、2017年10月1日の2017年ラスベガス・ストリップ銃乱射事件の容疑者[2][3]。現地時間の夜10時8分から11時58分までの間、ラスベガスの野外コンサートの観客を標的とし、ホテル32階の部屋から無差別に銃を乱射した[4]。この事件で60人が殺害され、867人が負傷した[5]。その後、部屋で自殺したとみられる。 来歴
個人生活パドックは、1977−1979年と1985−1990年に二度の結婚記録がある[12]。 2016年にフロリダ州のメルボルンからネバダ州のメスキートに転住した[13]。この都市はラスベガスの東北約80マイルのところに位置する[12]。事件発生の後、隣人の男性は「ここで暮らして二年になるが、(容疑者を)一度も見たことがない」とインタビューに応えた[3]。 警察によると、パドックは62歳のアジア系女性と交際している[3]。しかし、この女性は「パドックの犯行計画についてはまったく知らない」と答えた[14]。 銃乱射事件→詳細は「2017年ラスベガス・ストリップ銃乱射事件」を参照
2017年10月1日夜10時08分、ラスベガスの野外コンサートRoute 91 Harvestの2万2000人以上の観客に向かって、スティーブン・パドックはカジノや商業施設が多数集まる通り「ラスベガス・ストリップ」の近くにあるホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート・アンド・カジノ」32階の部屋から自動小銃を連射した[4][15]。 射撃は約9分から11分の間継続し、10時19分ごろに止んだ[5]。61人(容疑者1人、事件後の2019年と2020年に合併症で死亡した2人を含む)が死亡し、867人が負傷した[5]。 警察が入室したとき、パドックはすでに部屋で死亡していた(自殺と推定)[5]。 その後、警察はホテルの部屋、メスキートにあるパドックの自宅とネバダ州のベーディ市で合計47丁の重火器を発見した[5]。これはすべてパドックの所有する武器であり、ネバダ州、テキサス州、ユタ州、カリフォルニア州で買ったものである[5]。 事件発生の後、テロ組織ISILは「この事件の責任は我々にある。彼は数か月前イスラム教に改宗した」と声明を出した[5]。しかし、警察及びメディアはパドックとテロ組織の関係を見出していない[5][16]。パドックの犯罪動機はいまだ不明であるという。 脚注
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