ソコーリニキ公園
ソコーリニキ公園(ソコーリニキこうえん、露: Сокольники, 英: Sokolniki Park)は、ロシア・モスクワの北東部にある公園である[1][2]。 ソコリニキ公園[3]、ソコルニキ公園[4]とも表記される。単にソコーリニキ[5][6]ともいう。正式には「ソコーリニキ文化と休息の公園」 (Парк культуры и отдыха «Сокольники») という[7][8]。公園の名称の「ソコーリニキ」は、「鷹匠たち」という意味をもち[7]、17世紀に鷹匠の本拠地があったソコルニチャ地区に由来する[9]。 概要総面積は 515.7 ヘクタールである[10]。そのうち 229.2 ヘクタールは、自然史公園 («Природно-исторический парк «Сокольники») として特別に保護されている[11][10]。7つの敷地が中心から放射状に広がっている[10][12]。この公園は、11,000 ヘクタールを超える面積をもつヘラジカ島国立公園 (en:Losiny Ostrov National Park) と隣接している[13][14][7]。 展示・コンベンションセンター (Конгрессо-выставочный центр) では、国際的な展示会や会議の他に、祭りなどの各種イベントが行われている[10][15]。同センターの東隣には、書道博物館 (Музей каллиграфии) があり[10]、南側には、スケートリンク (Каток «Лед») がある[10]。子ども向けの施設としては、科学に関する展示を行っているインノパルク (ИнноПарк) などがある[10][14]。公園のメインエントランスまでの距離については、ソコリニキ駅からは 0.4 キロメートル、クレムリンからは 5.65 キロメートルとなっている[10]。 由来皇帝イヴァン4世やアレクセイ・ミハイロヴィチは、この地で鷹狩りを行っており、アレクセイによって、この公園の基礎が築かれたとされる[9][10]。1878年、モスクワ市政府が公園を買い上げる。この年をもって、都市公園として創設・開園されたとされている[3][16]。 1883年、公園の中心部分にドームの付いた円形の木造建築物、ロトンダが設けられた[2]。1931年5月16日、モスクワ市議会などが公園の名称を「ソコーリニキ文化と休息の公園」に変更し、都市公園として正式に設立した[17][16][18][7]。1941年10月1日に、戦争の影響によって公園は閉鎖されたが、1942年には、交響楽団や劇場などが活動を再開している[17]。1979年、造園芸術の記念碑として承認を受ける[16][10][12]。2015年、ソコーリニキの歴史をテーマに展示を行う公園博物館が創設される[19]。 脚注
外部リンク
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