ソナタ・アークティカ
ソナタ・アークティカ(Sonata Arctica)は、フィンランド・ラッピ州・ケミで結成されたパワーメタルバンド。日本では「ソナタ」と呼ばれることが多い。
歴史1995年、ハードロックバンドTricky Beansとして結成される。翌年トニー・カッコ (Vo)が加入、Tricky Meansとバンド名を変更。 1999年、4曲のデモ『Fullmoon』を制作後、スパインファーム・レコードと契約しSonata Arcticaに改名。同年秋、1stアルバム『Ecliptica』発表。 2000年3月、1stアルバム『Ecliptica』日本版が発売される。同年4月からストラトヴァリウスの『INFINITE』ツアーにラプソディーと共に参加し、ヨーロッパ各地で公演を行う。その後、ベーシストのヤンネ・キヴィラフィティが個人的な理由で脱退。後任に、Tricky Means時代にギタリストとして在籍していたマルコ・パーシコスキがベーシストとして再加入。 2002年9月、キーボーディストのミッコ・ハルキンが諸事情により脱退。バンドは後任メンバーのオーディションを行い、「レクイエム」と「サイレント・ヴォイシズ」に在籍するヘンリク・クリンゲンベリが加入。 2007年5月UNIA発表後、8月にヤニ・リーマタイネンが兵役に関する問題で脱退(正確には解雇)。後任にエリアス・ヴィルヤネンが加入。 2013年8月、マルコ・パーシコスキが脱退[3]。後任には、ウィンターボーン、サイレント・ヴォイシズ、レクイエムで活動経験のある、パシ・カウッピネンが加入した[3]。 音楽的特徴活動初期はハードロックバンドであったが、当時活躍していた同郷のストラトヴァリウスからの影響を受け、クラシカルなキーボードを大々的に取り入れ、叙情的なメロディと共に疾走するパワーメタルバンドとなる。「以前から知ってはいたけど興味はなかった。でもヴィジョンズ(1997年のアルバム)を聞いて衝撃を受けて、それで同じようなヘヴィメタルをやることになったんだ。」とメンバーは語っている。 音楽評論家の和田誠がロイヤル・ハントのメンバー、アンドレ・アンダーセンに当バンドの音源を聴かせたところ、アンドレは『僕たち(ロイヤル・ハント)とストラトヴァリウスをミックスさせた様な音だね』と感想を述べている。 3rdアルバム『Winterheart's Guild』の頃からジャーマンメタル風の疾走曲の傾向は後退し、疾走感のある曲であっても、分厚いコーラスで荘厳さを演出するなどの工夫が見受けられるようになった。作詞作曲はトニー・カッコが全て手がけてきたが、4thアルバム『Reckoning Night』では、初めてギタリストであるヤニ・リマタイネンが作曲するなど、作風は広がりを見せた。 2007年発売のUNIAからの楽曲はスピードを抑え、プログレやシンフォニックさを加えた方向性を模索し、THE DAYS OF GRAYSで確立させている。だが、2016年のTHE NINTH HOURではややパワーメタルに回帰したようなサウンドになった。 メンバー
元メンバー
バンド創生メンバーの一人。テクニカルなギタープレイを得意とする。
バンド創生メンバーの一人。メジャーデビュー前にはギターを担当する時期もあった。
作品→詳細は「ソナタ・アークティカの作品」を参照
アルバム
ベスト・アルバム
ライブ・アルバム
ミニ・アルバムシングル
映像作品
関連バンド
日本公演
脚注
外部リンク |