タタ・コンサルタンシー・サービシズ
タタコンサルタンシーサービシズ(英語:Tata Consultancy Services: TCS)は、インド・マハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置くインド最大手のITサービス企業。インド最大財閥タタ・グループの中核企業。世界55カ国に60万人超の社員を擁し、アクセンチュア、IBMとあわせてBIG3企業と称される。MMIとPCMMの双方でレベル5を取得した世界唯一の企業である。日本においては、三菱商事との合弁会社である日本タタ・コンサルタンシー・サービシズが日本法人として活動している。 概要タタ・グループ(タタ財閥)のITサービス企業であり、コンサルティングを基盤とし、ITインフラ、BPO、エンジニアリング、IoT、デジタルトランスフォーメーション(DX)、エンタープライズアプリケーション、アシュアランスサービスなど、サービス領域は多岐にわたる。 世界100以上の拠点を有機的に結ぶ、独自の「グローバル・ネットワーク・デリバリーモデル(Global Network Delivery Model)」や、コンピュータ(マシン)に何ができるかを考え、人間によって行われている作業をテクノロジーによって自動化するアプローチを基本とした「マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model: MFDM)」を強みとしている。 ゼネラル・エレクトリック(GE)、シティグループ(Citi)、AT&T、ボーイング、ブリティッシュ・エアウェイズをはじめ、1000社超のグローバル大手企業の顧客との取引実績を有し、製造、金融/保険、通信/メディア、旅客/運輸、小売/消費財、ハイテク、電力、ライフサイエンス(医薬品/医療機器)、教育、公共など、幅広い業界/業種に向けてソリューションを提供している。 IBM、Accentureと並ぶITサービス企業の最大手と見なされBIG3と称されている。イギリスの企業格付け会社であるBrand Finance社の提供するITサービス分野の2025版ランキングでは、TCSがブランド価値として200億米ドルを突破した2番目のグローバルITサービスブランドとなった(1位がアクセンチュア、3位がインフォシス、4位がIBMである)[2][3] スポンサー活動2014年よりニューヨークシティマラソンのタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーを務めている。 2017年より全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)に参戦するNAKAJIMA RACING(チーム総監督:中嶋悟)のタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーを務めている。 2021年-22年シーズンより、フォーミュラEに参戦するジャガー・TCS・レーシングのタイトルスポンサーを務めている。 日本における事業1987年より日本市場に進出し、2003年に日本法人を設立。 2014年7月1日、タタコンサルタンシーサービシズジャパン株式会社、株式会社アイ・ティ・フロンティア(三菱商事グループのIT中核企業)、および株式会社日本TCSソリューションセンターの3社が合併し、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(日本TCS)が発足、事業を拡大している。 関連項目
脚注
外部リンク
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