タラサ
タラサ[2](カタルーニャ語: Terrassa 国際音声記号:[təˈrasə] タラサ)は、スペイン・カタルーニャ州バルセロナ県のムニシピオ(基礎自治体)。バルセロナの北北西28kmの距離にある。スペイン語表記はスペイン語: Tarrasa。公式名はカタルーニャ語名。 経済タラサは隣接するサバデイとともに、バルセロナの北西に位置するコマルカバリェス・ウクシダンタルの中核となる自治体である。主な産業は繊維などの製造業およびサービス業である。 地理タラサはバルセロナ北西の沿岸盆地に位置する。海抜は約280mであり、山や谷がある起伏に富んだ地形である。周囲にはモンセラート山やサン・リョレンス自然保護区などの山地が広がっている。 人口
歴史タラサはローマ時代に建設されたEgaraという町に由来する。 タラサが歴史的に注目されだしたのは、19世紀カタルーニャに産業革命が起こり、毛織物産業がこの地で興ってからである。これを機に都市として発展し、多くの工場や建築物が建てられた。Vapor Aymerich, Amat i Jover (1907), Masía Freixa (1907) など、カタルーニャのアールヌーヴォーとも言われるムダルニズマによる建築群が当時の面影を残している。 現在は歴史的建築物を整備し、またジャズフェスティバルを開催するなど、文化を前面に押し出した街づくりをしている。 タラサの名は、ラテン語「Terracium castellum (土の城)」に由来すると考えられている。 交通主要道路で各都市と結ばれている。バルセロナからの所要時間は約30~40分
市内の鉄道路線はバルセロナ近郊区間に含まれ、レンフェ及びカタルーニャ公営鉄道(FGC)でバルセロナと直結している。バルセロナからの所要時間は約45分
文化タラサではサッカー、水泳、ホッケーなどのスポーツが盛んである。特にホッケーはオリンピック代表選手を輩出するなど活躍が際立っており、1992年バルセロナオリンピックではホッケー競技が行われた。 毎年ジャズフェスティバルが開催されている。 市内にはカタルーニャ工科大学(UPC)のキャンパスがある。 中世の教会や19世紀のモデルニズモ建築などが点在している。
出身人物→詳細は「Category:タラサ出身の人物」を参照
ギャラリー
脚注
関連項目
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