ダミアン・マーリー
ダミアン・ロバート・ネスタ・マーリー(Damian Robert Nesta Marley、1978年7月21日 - )はジャマイカのレゲエディージェイ。渾名はジュニア・ゴング (Junior Gong)。グラミー賞を3度受賞している。 父はレゲエミュージシャンのボブ・マーリー、母は1976年度のミス・ワールドであるシンディ・ブレイクスピア。 来歴少年期1978年、ダミアンはボブ・マーリーとシンディ・ブレイクスピアの子として生まれる。ボブはダミアンが2歳のときに死亡してしまったが、父親に良く似たダミアンはボブのニックネーム「タフ・ゴング」をもじった「ジュニア・ゴング」というニックネームで呼ばれるようになった。 彼は13歳のときから兄のジギー、スティーブンら兄弟姉妹達と音楽活動を開始する。しかし、彼は他の兄弟姉妹が選んだ器楽演奏や歌ではなく、ディージェイの道を目指した。 デビューダミアンは1996年にアルバム『Mr. Marley』でデビューすると、2001年にはセカンド『Halfway Tree』を発表し、同作で2002年のグラミー賞ベスト・レゲエ・アルバム部門を受賞した。 2004年、彼の4人の兄(ジギー、ジュリアン、スティーブン、キマーニ)と共に世界27都市を回る「ボブ・マーリー・ルーツロックレゲエ・フェスティバル」ツアーを行った。また同年にはサイプレス・ヒルのアルバム『Till Death Do Us Part』に収録された「Ganja Bus」、スヌープ・ドッグの『Tha Blue Carpet Treatment』に収録された「Get a Light」、さらにメソッド・マン&レッドマン「Lyrical 44」にそれぞれ客演した。 Welcome to Jamrock2005年に発表されたボビー・ブラウンやナズ、バニー・ウェイラーなど幅広い客演陣を迎えたアルバム『Welcome to Jamrock』は翌2006年の第48回グラミー賞においてベスト・レゲエ・アルバム部門とベスト・アーバン/オルタナティブ・パフォーマンス部門を受賞し、ダミアンはレゲエアーティストとしては初のグラミー賞2部門同時受賞者となった。同アルバムのタイトル曲「Welcome to Jamrock」はゲームソフト「ザ・シムズ2」と「FIFA 06」のサウンドトラックにも収録された。また、同年にはモーガン・ヘリティッジの『Full Circle』に収録された「Girlz 'Round The World」に客演した。 2006年にはスティーブン・マーリー「The Traffic Jam」に客演し、アメリカのミュージシャン、ベン・ハーパーと全米ツアーを行った。 2007年にはグウェン・ステファニーのアルバム『The Sweet Escape』に収録された「Now That You Got It」、さらにグールー『Jazzmatazz 4』に収録された「Stand Up」に客演した。また、フィラデルフィアで行われたヴァン・ヘイレンの再結成コンサートの前座を務めた。 2008年にはマライア・キャリーのアルバム『E=MC²』に収録された「Cruise Control」に参加した。また、同年発表されたシングル「Mission」がジャマイカでヒットし、「Something For You (One Loaf Of Bread)」はゲームソフト「FIFA 09」に収録された。 Distant Relatives2010年2月5日、ブラック・エンターテインメント・テレビジョンのハイチ地震チャリティライブに参加し、ナズとコラボレーションした「Strong Will Continue」を歌った。2月23日と24日にはバンクーバーオリンピックでライブを行った。 5月17日、ナズとのコラボレーションアルバム『Distant Relatives』を発表した。アルバムタイトルは「遠く離れた親戚」という意味で、ダミアンとナズ、レゲエとヒップホップ、そしてアフリカ大陸に先祖を持つ全ての人々のことを表している[1]。 スーパーヘヴィ→詳細は「スーパーヘヴィ」を参照
2011年にはミック・ジャガー、デイヴ・ステュアート、ジョス・ストーン、A・R・ラフマーンとの5人組のスーパーグループであるスーパーヘヴィを結成した。2011年9月にはファーストアルバム『スーパーヘヴィ』を発表した。 人物ダミアンは父方に10人、母方に2人、合計12人の兄弟姉妹がいる。また彼はラスタファリアンであり、「one love, one planet, and freedom for all nations」を信条としている。アメリカ合衆国マイアミと、ジャマイカキングストン双方に家があり、それぞれを行き来する生活を送っている。 ディスコグラフィアルバム
シングル
脚注
外部リンク |