- チェルニーヒウ州
- Чернігівська область
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チェルニーヒウ州 (チェルニーヒウしゅう、ウクライナ語: Чернігівська область)は、ウクライナ北部の州。州都はチェルニーヒウ。ロシア語名はチェルニゴフ州(ロシア語: Черниговская область)。
地理
州西部は、ドニエプル川のキエフ貯水池(en:Kiev Reservoir)とキエフ州に接し、東部はスムィ州、南部はポルタヴァ州と接する。州の北部は、ベラルーシのホメリ州、ロシアのブリャンスク州と接する。
チェルニーヒウ州は、北部と南部をデスナ川によって分断されている。デスナ川は、キエフのちょうど北でドニエプル川に合流する。
チェルニーヒウ州の北部はポリーシャ地方に含まれている。
歴史
チェルニーヒウ州は、1932年10月15日、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の州として創設された。
州都チェルニーヒウに人が定住したのは、考古学的証拠から2000年ほど前のことである。チェルニーヒウ州は非常に重要な歴史ある地方からなっており、チェルニーヒウ市とノヴホロド=シヴェルスキィ市はキエフ・ルーシ時代から記録が残っている。チェルニーヒウ市は、ルーシ時代のウクライナで2番目に重要な都市であった。しばしば重要な地方の中心都市となってきた。この時代、チェルニーヒウのダニロという人物が、自身のエルサレムへの巡礼についてを書き残している。数多くの歴史的建造物は、モンゴル人のルーシ侵攻、リトアニア人とポーランド人による侵攻、ロシアによる侵攻、ナチス・ドイツ侵攻といった、絶え間ない侵略の歴史を目撃してきた。
主な都市
人口
2001年ウクライナ国勢調査によるデータ。
- 総人口:7006124530000000000♠1,245,300人[1]
- 都市人口:7005727200000000000♠727,200人(58%);農村人口:7005518100000000000♠518,100人(42%)[2]
- 性別人口:男性は7005565500000000000♠565,500人(45%);女性は7005679700000000000♠679,700人(55%)[3]
経済
チェルニーヒウ州経済は、石油と天然ガスの精製、輸送業、機械製造、タバコ産業、織物産業がほとんどを占めている。主要なタバコ工場はプリィルキにある。バーフマチとニジィンは、ロシアやベラルーシ、東欧諸国をつなぐ主要鉄道ジャンクション駅を持つ。チェルニーヒウは機械製造とエレクトロニクス産業で知られている。他にはチェルニーヒウシケ(Chernihivske)ブランドのビール醸造所もある。
信仰
チェルニーヒウ州内の宗教人口で圧倒的多数を占めるのは、正教会である。相当な数の無神論者もいる。その他少数ながら、ウクライナ東方カトリック教会、カトリック教会(初期ポーランド人植民者の子孫も含まれる)、近年改宗したプロテスタントもいる。州内には、歴史ある正教会の教会がたつ。
脚注
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの総人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの都市人口・農村人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの性別人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。地域別民族構成” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
参考文献
外部リンク