チャールトン・アスレティック・フットボール・クラブ (Charlton Athletic Football Club )は、イングランド ・ロンドン 南東のグリニッジ・ロンドン特別区 のチャールトン に本拠地を置くプロサッカー クラブ。現在はフットボールリーグ ・EFLリーグ1 に所属する。
チームの練習場(2018年)
同地域内にはThe O2 も存在する。一時期、三都主アレサンドロ の獲得に動いたこともある。2008-09シーズンにチャンピオンシップで最下位となり降格、2009-10シーズンは3部にあたるリーグ1に属した。2011-12シーズンにリーグ1で優勝し、2012-13シーズンにチャンピオンシップに復帰した。
ザ・ヴァレイ・スタジアム
ザ・ヴァレイ
ザ・ヴァレイ・スタジアムはチャールトン・アスレティックの為に建設されたスタジアムであり、長い間ロンドンで最大のスタジアムでもあった。
1919年 、安定したホームグラウンドを獲得することが出来ずにあちこちのスタジアムを点々と渡り歩いていたチャールトンは、チャールトン・ヴィレッジの中心部にあった廃坑にスタジアムを建設することを目論んだ。しかし、クラブはスタジアム建設費用を捻出することが出来なかった。そこで立ち上がったのがクラブのサポーターたちである。彼らはボランティアで廃坑を埋め、あるいは掘り起こしてグラウンドの形に整形し、余った土砂を周囲に積み上げてスタンドとした。「ザ・ヴァレイ」の名前の由来は、スタジアムが建設される以前の廃坑が峡谷(valley)のように見えたからである。
1984年 、クラブが破産した時には、サポーターたちの設立した投資組合がクラブを買収。しかし組合は「ザ・ヴァレイ」の権利までを買収することが出来なかったため、クラブが「ザ・ヴァレイ」の権利を取り戻したのは1988年 であった。さらに、チャールトン・アスレティックが「ザ・ヴァレイ」に戻るには、なお難問が積み残されていた。「ザ・ヴァレイ」のスタンドは老朽化が著しく、取り壊した上での新規スタンド建設が必要だったのである。クラブはスタンド再建の建築許可を地元自治体であるグリニッジバラ に願い出る。ところがグリニッジバラ議会は、「ザ・ヴァレイ」のスタンド再建に反対した。
そこで彼らは「ザ・ヴァレイ党」なる政党を結成し、1990年に行われたグリニッジバラ議会の議員選挙に出馬した。「ザ・ヴァレイ党」のスローガンは「Give us back our home!(俺たちに家を返してくれ!)」であった。彼らは60議席のうち58議席に候補者を立てて戦い、「ザ・ヴァレイ党」は15,000票(10.9%の得票率)を集め、議会に一定数の議員を送り込むことに成功した。
「ザ・ヴァレイ」のスタンド再建の可否は1991年に再審議され、4月には許可が下りた。この改修工事の間はブーリン・グラウンド (ウェストハム・ユナイテッドFC の本拠地)を間借り。そして1992年12月5日、チャールトン・アスレティックは「ザ・ヴァレイ」を再びホームスタジアムとして使用出来るようになった。「ザ・ヴァレイ」再整備にはチャールトンのサポーターたちがボランティアとして結集した。
サポーターズ・ディレクター
クラブとサポーターの結びつきは極めて強く、チャールトン・アスレティック理事会においてはサポーター代表理事が存在する。これは1992年 に始まった制度で、シーズンチケット購入者による互選で選ばれた人物が「サポーターズ・ディレクター」としてクラブの理事会に議席を得る。
現在のサポーターズ・ディレクターのベン・ヘイズは祖父の代からの「アディック(アスレティック党)」だという。
タイトル
国内タイトル
1946-47
フットボールリーグ・ファーストディヴィジョン(現チャンピオンシップ):1回
1999-2000
2011-12
フットボールリーグ・サードディヴィジョン・サウス:2回
1928-29,1934-35
国際タイトル
なし
過去の成績
シーズン
ディビジョン
FAカップ
EFLカップ
欧州カップ / その他
最多得点者
リーグ
試
勝
分
敗
得
失
点
順位
選手
得点数
1992-93
ディヴィジョン1
46
16
13
17
49
46
61
12位
3回戦敗退
2回戦敗退
1993-94
ディヴィジョン1
46
19
8
19
61
58
65
11位
5回戦敗退
2回戦敗退
1994-95
ディヴィジョン1
46
16
11
19
58
66
59
15位
3回戦敗退
2回戦敗退
1995-96
ディヴィジョン1
46
17
20
9
57
45
71
6位
5回戦敗退
3回戦敗退
1996-97
ディヴィジョン1
46
16
11
19
52
66
59
15位
3回戦敗退
3回戦敗退
1997-98
ディヴィジョン1
46
26
10
10
80
49
88
4位
4回戦敗退
1回戦敗退
1998-99
FAプレミアリーグ
38
8
12
18
41
56
36
18位
3回戦敗退
3回戦敗退
1999-00
ディヴィジョン1
46
27
10
9
79
45
91
1位
準々決勝敗退
2回戦敗退
2000-01
FAプレミアリーグ
38
14
10
14
50
57
52
9位
4回戦敗退
2回戦敗退
2001-02
FAプレミアリーグ
38
10
14
14
38
49
44
14位
4回戦敗退
4回戦敗退
2002-03
FAプレミアリーグ
38
14
7
17
45
56
49
12位
4回戦敗退
2回戦敗退
2003-04
FAプレミアリーグ
38
14
11
13
51
51
53
7位
3回戦敗退
3回戦敗退
2004-05
FAプレミアリーグ
38
12
10
16
42
58
46
11位
5回戦敗退
3回戦敗退
2005-06
FAプレミアリーグ
38
13
8
17
41
55
47
13位
準々決勝敗退
4回戦敗退
2006-07
FAプレミアリーグ
38
8
10
20
34
60
34
19位
3回戦敗退
準々決勝敗退
2007-08
チャンピオンシップ
46
17
13
16
63
58
64
11位
3回戦敗退
3回戦敗退
2008-09
チャンピオンシップ
46
8
15
23
52
74
39
24位
4回戦敗退
1回戦敗退
2009-10
フットボールリーグ1
46
23
15
8
71
48
84
4位
1回戦敗退
1回戦敗退
フットボールリーグトロフィー
準々決勝敗退
2010-11
フットボールリーグ1
46
15
14
17
62
66
59
13位
3回戦敗退
1回戦敗退
フットボールリーグトロフィー
準決勝敗退
2011-12
フットボールリーグ1
46
30
11
5
82
36
101
1位
3回戦敗退
2回戦敗退
フットボールリーグトロフィー
2回戦敗退
2012-13
チャンピオンシップ
46
17
14
15
65
59
65
9位
3回戦敗退
1回戦敗退
2013-14
チャンピオンシップ
46
13
12
21
41
61
51
18位
準々決勝敗退
2回戦敗退
2014-15
チャンピオンシップ
46
14
18
14
54
60
60
12位
3回戦敗退
2回戦敗退
2015-16
チャンピオンシップ
46
9
13
24
40
80
40
22位
3回戦敗退
3回戦敗退
2016-17
EFLリーグ1
46
14
18
14
60
53
60
13位
2回戦敗退
1回戦敗退
EFLトロフィー
GS敗退
リッキー・ホームズ
13
2017-18
EFLリーグ1
46
20
11
15
58
51
71
6位
2回戦敗退
2回戦敗退
EFLトロフィー
3回戦敗退
ジョシュ・マゲニス
10
2018-19
EFLリーグ1
46
26
10
10
73
40
88
3位
2回戦敗退
1回戦敗退
EFLトロフィープレーオフ2019
GS敗退優勝
ライル・テイラー
25
2019-20
チャンピオンシップ
46
12
12
22
50
65
48
22位
3回戦敗退
1回戦敗退
ライル・テイラー チュクス・アネケ
11
2020-21
EFLリーグ1
46
20
14
12
70
56
74
7位
1回戦敗退
2回戦敗退
EFLトロフィー
GS敗退
チュクス・アネケ
16
2021-22
EFLリーグ1
46
17
8
21
55
59
59
13位
3回戦敗退
1回戦敗退
EFLトロフィー
準々決勝敗退
ジェイデン・ストックリー
20
2022-23
EFLリーグ1
46
位
EFLトロフィー
現所属メンバー
2020年11月18日現在[ 1]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルール に基づく。
ローン移籍
in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルール に基づく。
out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルール に基づく。
歴代監督
歴代所属選手
脚注
関連項目
外部リンク
2023–24クラブ 記録と表彰 スポンサー 関連大会 シーズン 参照