ティム・バートン
ティム・バートン(Tim Burton)、本名ティモシー・ウォルター・バートン(Timothy Walter Burton, 1958年8月25日 - )は、アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、芸術家、元アニメーター。現在はイギリス・ロンドン在住。 ディズニーのアニメーターとして『トロン』などに参加後、実写短編『フランケンウィニー』を演出、1985年に『ピーウィーの大冒険』で長編映画デビューした。 来歴
映画人として影響少年期はエドガー・アラン・ポー作品を原作とする映画に主演するヴィンセント・プライスに熱中していた。 ストップモーション・アニメーションの第一人者であるレイ・ハリーハウゼンに多大な影響を受けており、作品からもそれを伺うことができる。『ティム・バートンのコープスブライド』を製作する際には、製作チームとともにハリーハウゼンに会いに行っている。 ティム・バートンの盟友であるヘンリー・セリックはバートンの映画の作風について「ドクター・スースとドイツ表現主義映画の融合体」と表現している[6]。 ゴジラ少年期はゴジラ映画の役者になりたかったとも語っている[要出典]。 熱烈なゴジラファンとして有名で、1992年には、映画『ゴジラvsモスラ』の制作現場を見学したことがある[7][8]。この時に「ゴジラの生みの親」田中友幸、特技監督の川北紘一と会見している。その後、1994年にも『ゴジラvsスペースゴジラ』の撮影現場を見学している[8]。 それ以前にも、デビュー作である『ピーウィーの大冒険』にゴジラとキングギドラを登場させたり[7][8]、『シザーハンズ』では主人公・エドワードが植木をゴジラと思われる形に整えたり、1997年に自身が製作した『マーズ・アタック』にゴジラを登場させたりした[注釈 1]。また同作のクライマックスも、ゴジラシリーズ第6作『怪獣大戦争』を基にしていると本人は語っている[要出典]。 配役バートンが監督した映画のキャスト(脇役も含む)には、コメディアンや元コメディアンを起用することが多い。またバートン映画に起用される前に何らかのホラー映画やSF映画、ファンタジーに出演した俳優が多い。バートンが監督した映画、テレビの音楽の多くはダニー・エルフマンが担当している。 ジョニー・デップとのコラボ作が『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』『ダーク・シャドウ』ほか8作と数多い。それに次いで2012年現在バートンのパートナーであるヘレナ・ボナム=カーターが7作と多い。 カメオ出演キャメロン・クロウ監督の『シングルス』や、『バットマン・リターンズ』にペンギン役で出演したダニー・デヴィートが監督をした『ホッファ』などに役者としてカメオ出演している。 人物ウォルト・ディズニー・スタジオに雇われていたころは、クローゼットの中に座り込んで出て来なくなったり、机の上に座ったり机の下に潜り込んだりといった奇行を繰り返す問題児であった[9]。無口で人づきあいが苦手で、同僚たちからは口がきけないとしばらく思われていた[10]。 バートンはドイツ生まれのアーティスト、レナ・ギーゼケと結婚するが、彼らの結婚は4年後の1991年に破局。その後、モデルで女優のリサ・マリーと一緒に暮らし始め、彼女は1992年から2001年までの関係の中で彼が作った映画、「エド・ウッド」と「マーズ・アタック」にも出演した。しかしバートンは、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』の撮影中に出会ったイギリスの女優、ヘレナ・ボナム=カーターと恋愛関係になり、リサ・マリーは非常に落胆し、2005年に、バートンが残した個人的な持ち物をオークションで売り払った。バートンとヘレナ・ボナム=カーターの間には2人の子供がいる。2003年に産まれた息子のビリー・レイモンドは、ヘレナ・ボナム=カーターーの父親にちなんで名付けられた。 2007年に、娘のネルが産まれる。2014年12月に、ヘレナ・ボナム=カーターのスポークスマンは彼女とバートンがその年の初めに「友好的に別れた」と言った。彼らが結婚していたかどうかは不明。ヘレナ・ボナム=カーターは、彼らの関係の終わりを議論するときに「離婚」という言葉を使用したが、他の報道機関は結婚したことがないと述べている[11]。 犬が大好きで、デビュー作からの犬の主演やディズニー時代には犬のキャラクターに対する滑らかな動きの描写からも窺える。 生成AIに対してかなり厳しい姿勢を示している。「AIがやることは、人々から何かを吸い取るようなことです」「魂や精神から何かを取っていくんです。非常に不穏な感じがします。特に、それが自分に関係のあるものであったら。AIは人間性や魂を奪うロボットのようです」と言っている[12]。 日本との関係『バットマン・リターンズ』の宣伝で初来日して以来、映画の宣伝のために何度も来日しており、多くのテレビ番組にゲスト出演している。2006年に来日した際には、デジタルハリウッドの東京本校で、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニーデジタル3-D』の公開を記念しての特別講義が開催された。 またバートンは日本の歌手デュオ黒色すみれのファンであり、来日時には必ず会いに行くという。 さらにヴィジュアル系ロックバンドDのファンであり、メンバーを「スペース・ヴァンパイア」と称する。プライベートパーティーにメンバーを招待するなど、親交を深めている。 宮﨑駿が金熊賞を取った際、「ずっと手描きを続けていることに驚愕する」とコメントしている[13]。 作品リスト映画監督
製作
出演
テレビ
そのほか
アニメーター時代
著作
関連出版
脚注注釈
出典
外部リンク
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