テイアー(古希: Θεία, Theiā)は、ギリシア神話に登場する女神である。ティーターンの一族に属する。長母音を省略してテイアとも表記される。
概説
ウーラノスとガイアの娘で、オーケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟[1][2]。またヒュペリーオーンの妻で、ヘーリオス(太陽)、セレーネー(月)、エーオース(暁)たち兄弟姉妹の母である[3][4]。
神話によれば、テイアーは視力と輝きの女神とみなされている。
しかしシケリアのディオドーロスではテイアーはティーターンに加えられていない[5]。
脚注
- ^ ヘーシオドス、133行-138行。
- ^ アポロドーロス、1巻1・3。
- ^ ヘーシオドス、371行-372行。
- ^ アポロドーロス、1巻2・2。
- ^ シケリアのディオドロス、5巻66・2-66・3。
参考文献