テイラー・ハイニキ
テイラー・ハイニキ(Taylor Heinicke, 1993年3月15日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ローレンスビル出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのアトランタ・ファルコンズに所属している。ポジションはクォーターバック。 経歴カレッジオールドドミニオン大学で4年間プレーし、通算で14,959パス獲得ヤードを記録した。 ミネソタ・バイキングス2015年のNFLドラフトでは指名がなく、ドラフト後にミネソタ・バイキングスと契約した[1]。 2015年シーズン、2016年シーズンの2年間在籍したが、公式戦への出場はなかった。 2017年9月11日に解雇された[2]。 ニューイングランド・ペイトリオッツ2017年9月23日にニューイングランド・ペイトリオッツと契約し、プラクティス・スクワッドに登録されたが、10月9日に解雇された[3]。 ヒューストン・テキサンズ2017年11月29日にヒューストン・テキサンズと契約し、プラクティス・スクワッドに登録された[4]。12月25日のピッツバーグ・スティーラーズ戦にて、先発を務めていたT・J・イエーツが脳震盪を起こして退場したため、途中出場してNFLデビューを果たした。しかし、パスを1本成功させた後に自身も脳震盪を起こしてしまい、復活したイエーツと交代した[5]。テキサンズではこれ以降試合への出場はなく、2018年4月13日に解雇された[6]。 カロライナ・パンサーズ2018年4月16日にウェイバー公示を経てカロライナ・パンサーズへ移籍した[7]。先発を務めていたキャム・ニュートンの負傷により、第16週のアトランタ・ファルコンズ戦でキャリア初となる先発出場を果たしたが、この試合で右肘を痛め、カイル・アレンと交代した。 2019年3月12日にパンサーズと再契約したが、8月30日に解雇された[8]。 セントルイス・バトルホークス2019年11月22日にXFLのセントルイス・バトルホークスと契約したが、試合への出場はなかった[9]。 ワシントン・フットボールチーム / コマンダース2020年12月8日にワシントン・フットボールチームと契約し、プラクティス・スクワッドに登録された[10]。2020年シーズン、第16週のパンサーズ戦にてドウェイン・ハスキンズに代わってシーズン初出場した[11]。プレーオフのワイルドカード・ラウンドのタンパベイ・バッカニアーズ戦では、先発予定だったアレックス・スミスの負傷により代わりに先発出場した。この試合では10-18で迎えた第3QにラッシングTDを記録。直後に興奮したチームメイトのチェイス・ヤングがハイニキのユニフォームの背ネームを何度も指差してカメラにアピールするシーンは、ハイニキのキャリアを象徴する場面として広く知られている[12]。最終的にこの試合には敗れた。 2021年2月10日にフットボールチームと2年総額475万ドルで再契約した[13]。 2021年シーズン、開幕戦で先発したライアン・フィッツパトリックが負傷し、以降の試合からは先発を務めた。このシーズンは自己最多となる15試合に先発出場した。 2022年シーズンは新加入のカーソン・ウェンツの控えとして開幕を迎えた。ウェンツの負傷により、第7週のグリーンベイ・パッカーズ戦でシーズン初先発出場した。この試合で自身のパスを受けてアントニオ・ギブソンが記録したラッシングTDはコマンダースの球団史上3,000個目のタッチダウンとなり、このボールはプロフットボール殿堂に寄贈された[14]。ウェンツの復帰により、第17週から再び控えに回った。 アトランタ・ファルコンズ2023年3月16日にアトランタ・ファルコンズと2年総額1,400万ドルの契約を結んだ[15]。 ロサンゼルス・チャージャーズ2024年8月28日にロサンゼルス・チャージャーズへ2025年ドラフトの条件付き6巡目指名権とのトレードで加入した[16]。 プレースタイル身長や肩の強さは平均以下だが、「アンダードッグ」の精神を持ち、闘志あふれるプレーでチームを勝利に導く[17]。 脚注
外部リンク
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