テ・ジナ(태진아、太進児、Tae Jin Ah、1953年4月5日 - )は、大韓民国の歌手、大韓歌手協会会長。息子は歌手・シンガーソングライターのイル(이루、Eru)[2]。トロット四天王のひとり。
来歴
貧しい家庭に生まれ、生活費を稼ぐために小学校卒業後から様々な職業に就く[3]。
1973年に「思い出の青い丘 (추억의 푸른 언덕)」で歌手デビュー。1974年にMBC10大歌手歌謡祭新人賞を受賞[3]。
1975年、現代建設社長夫人との不倫が発覚し、姦通罪の容疑で身柄拘束される[4]。数日後、協議離婚が成立したことで告訴が取り消され釈放[5]。これにより歌手分科委員会を除名処分になる[6]など活動に制限がかかり謹慎を余儀なくされる[7]。
活動を再開した後、1980年に渡米。露天商をしていた時に在ニューヨーク韓人経済人協会会長でのちの慶尚南道知事金爀珪(朝鮮語版)の目に止まり、彼の元でビジネスを学ぶ[8][9]。(2006年には金爀珪の後援会長に就任した)
1984年に国内活動を再開[10]。
1989年に発表した「オッキョン (옥경이)」が7週連続1位を記録し、同曲を収録したアルバムは160万枚の大ヒットを記録[11]。この年のゴールドディスクにも選ばれる。。翌年に発表した「鏡も見ない女 (거울도 안보는 여자)」及び後続曲の「ごめん ごめんよ(미안 미안해)」は共にKBS歌謡トップ10で1位を獲得する。この年のソウル歌謡大賞で大賞を受賞。
名実ともに大物歌手の仲間入りをし、ヒョンチョル、ソン・デグァン、ソル・ウンドと合わせてトロット四天王と呼ばれるようになる。
1993年には所属していたハンバッ企画から独立し、個人事務所「ジナ企画」を設立。プロデュサーとしても活動し女優のキム・ジャオクを歌手としてデビューさせデビューアルバムは60万枚を超える売上を記録させた[12]。90年代後半からはソン・デグァンと合同コンサートも開催している。
2000年には「愛は誰もできるものじゃない (사랑은 아무나 하나)」を発表。当時トロット楽曲として初めてミュージックビデオを制作し、累計20万枚を販売し大ヒット[独自研究?]を記録。2004年の「同伴者 (동반자)」などのヒットで人気を不動のものにしている[独自研究?]。
2005年には、息子のイル(Eru)が歌手デビュー。彼のアルバム「Level II」にて親子デュエットを果たす。
2009年8月19日には日本デビューシングル「すまない」をテイチクエンタテインメントから発売。本格的に日本での活動をスタートさせる。
2010年には大韓歌手協会の会長に就任。2011年には会長としてKARAの騒動を収束させた。
受賞歴
ディスコグラフィ
アルバム(韓国)
- 「私の心急行列車 (내 마음 급행열차)」(1972年)
- 「思い出の青い丘 (추억의 푸른 언덕)」(1974年)
- 「忘れないだろう (잊지는 못할 거야)」(1977年)
- 「ギョンアの愛 (경아의 사랑)」(1982年)
- 1集「もう一度泣いたな (다시 한번 울었네)」(1988年)
- 2集「オキョン (옥경이)」(1989年)
- 3集「鏡も見ない女 (거울도 안보는 여자)」(1990年)
- 4集「ソンヒの鞄 (선희의 가방)」(1991年)
- 5集「黄色いハンカチ (노란 손수건)」(1992年)
- 6集「思慕曲 (사모곡)」(1993年)
- 7集「行ってしまった愛 (가버린 사랑)」(1995年)
- 8集「恋人 (애인)」(1997年)
- 9集「あなたの涙 (당신의 눈물)」(1998年)
- 10集「愛は誰もできるものじゃない (사랑은 아무나 하나)」(2000年)
- 11集「愛はいたずらではない (사랑은 장난이 아니야)」(2002年)
- 12集「馬鹿 (바보)」(2003年)
- 13集「同伴者 (동반자)」(2004年)
- 14集「良く暮らすだろう (잘 살꺼야)」(2005年)
- 15集「おばさん (착한여자)」(2006年)
- 16集「まあまあに (그저 그렇게)(2007年)
- 17集「あなた (자기)」(2008年)
- 18集「愛はお金よりいい (사랑은 돈보다 좋다)」(2010年)
- 19集「イルナゲトネ (일나겠네」(2011年)
- 20集「愛は涙と言うの (사랑은 눈물이라 말하지)」(2012年)
シングル(日本)
各種活動
ラジオ
官公庁関連
脚注
関連項目
外部リンク
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歴代大賞受賞者(括弧内の数字は第○回の意) |
1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 |
- 2010(20)少女時代
- 2011(21)SUPER JUNIOR
- 2012(22)PSY
- 2013(23)EXO
- 2014(24)EXO
- 2015(25)EXO
- 2016(26)EXO
- 2017(27)防弾少年団
- 2018(28)防弾少年団
- 2019(29)防弾少年団、テヨン
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2020年代 | |
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授賞式開催時期は2006年度第16回まで年末、2007年度第17回以降は翌年の年始 |