デザートキング (Desert King) は、アイルランドの競走馬。グランディ以来22年ぶりとなるアイルランド2冠を達成した。
経歴
2歳時にはアイルランドの2歳最強決定戦であるナショナルステークスに優勝。3歳時にはアイリッシュ2000ギニーとアイリッシュダービーに勝利して、グランディ以来22年ぶりにアイルランド2冠を達成した。
2冠を制した後は距離に不安があったため3冠最後のアイリッシュセントレジャーには向かわず、10ハロン路線のインターナショナルステークスへ向かった。インターナショナルステークスではボスラシャムやベニーザディップにこそ先着するが、シングスピールには後れをとり2着に敗れた。続くアイリッシュチャンピオンステークスでもアルハース以下を14馬身つきはなす走りを見せたが、前にはさらにピルサドスキーがおり、またもや2着であった。同レースをもって引退・種牡馬入りし、同期のイギリスダービー馬ベニーザディップと同様、いわゆる「ヴィンテージ世代」には勝つことが出来なかった。
2021年8月11日、死去[1]。27歳没。
種牡馬として
自身は距離不安によりアイリッシュセントレジャーを回避したが、産駒にはメルボルンカップ3連覇のマカイビーディーヴァや、ゴールドカップやロワイヤルオーク賞に優勝したミスターディノスなど長距離で活躍した馬もいる。なお、日本でも供用されたが、日本では地方競馬も含めて重賞勝ち馬を出せなかった。
主な産駒
血統表
脚注
外部リンク