トニー・シングラーニ
アンソニー・マイケル・シングラーニ(Anthony Michael Cingrani, 1989年7月5日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡エバーグリーンパーク出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。 愛称はグラニー(Grani)[1]。 経歴プロ入りとレッズ時代2011年のMLBドラフト3巡目(全体114位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り。 2012年にはマイナーで防御率1.74を記録し、有望株として評価を上げた[2]。9月9日のヒューストン・アストロズ戦で2番手として登板し、メジャーデビューを果たした。 2013年4月18日に先発投手のジョニー・クエトが故障者リスト入りしたことに伴い、メジャーに昇格し、クエトの代わりに先発ローテーションに入った。4月28日のシカゴ・カブス戦では、振り逃げを含めた1イニング4奪三振を記録[3]。この年は23試合(うち先発18試合)に登板し、7勝4敗、防御率2.92、WHIP1.10という好成績をマーク。また104.2イニングで120個の三振を奪い、奪三振率は10.3に達した。 2014年は右肩腱炎を発症し[4]、13試合(うち先発11試合)に登板して、2勝8敗、防御率4.55と精彩を欠いた。 2015年はリリーフをメインに35試合に登板したが、0勝3敗、防御率5.67という成績に終わった。 2016年は一時はクローザーを任されるなど、キャリアハイとなる65試合に登板し、2勝5敗17セーブ、防御率4.14、WHIP1.44という成績を残した。 2017年は移籍までに25試合に登板したが、防御率5.40、WHIP1.33と振るわなかった。 ドジャース時代2017年7月31日にスコット・バンスライク、ヘンドリック・クレメンティナとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[5]。移籍後はやや復調し、22試合登板で防御率2.79、WHIP1.09であった。 カージナルス傘下時代2019年7月31日にジェド・ジョーコ、金銭とのトレードで、ジェフリー・アブレイユと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した[6]。10月31日にFAとなった[7]。 独立リーグ時代2021年5月13日にアトランティックリーグのレキシントン・レジェンズと契約した[7]。8試合に登板し、1勝0敗1セーブ、防除率1.13の成績を残した。 カブス傘下時代2021年6月28日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[8]。AAA級アイオワ・カブスで12試合に登板し、1勝1敗、防御率3.60の成績を残したが、メジャー昇格の機会はなく、8月25日に自由契約となった[7]。 詳細情報年度別投手成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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