トレマーズ『トレマーズ』(Tremors)は、アメリカで制作されたパニック映画のシリーズである。1990年1月にロン・アンダーウッド監督の第1作が劇場公開、興行成績こそ振るわなかったもののカルト映画として人気を集め[1]、以後ビデオリリースの続編が次々と製作されたほか、『トレマーズ・ザ・シリーズ(w:Tremors (TV series)』というテレビシリーズも製作された。 シリーズの概要と構成地中から獲物を襲う巨大な地底生物グラボイズに立ち向かう人々の姿が描かれる。マイケル・グロスがシリーズ全作に出演している。
2005年には映画4作品を収録した「グラボイズBOX」(DVDに噛み付くグラボイドの特製ケース付き)が2000セット限定で販売された。テレビシリーズは2010年3月に『Tremors: Complete Series』としてDVDが発売された。 登場する地底生物
映画作品トレマーズ→詳細は「トレマーズ (映画)」を参照
1990年1月19日公開。日本では同年6月15日に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の同時上映作品として公開された。当時のサブタイトルは「地殻変動の謎」。トレマー(tremor)とは微振動を指す。パーフェクションの町で便利屋を営む主人公バルとその相棒アールは、貧乏暮らしに嫌気が差しビクスビーの町への移住を考えていた。その最中、何者かによって住民が次々と殺されるという事件が起こる。ビクスビーに向かっていたバルとアールも襲撃されるが幸運が味方したことで撃破に成功。犯人が地中を移動して襲い掛かる怪物「グラボイズ」であることを知る。ビクスビーに助けを求めようとするが土砂崩れにより道がふさがれていた。バルたちは大学院生のロンダを加え、生き残った町民たちと協力して脱出を図る。 トレマーズ2→詳細は「トレマーズ2」を参照
1996年にビデオリリース。日本では1997年5月23日にビデオがリリースされた。 前作から7年後、メキシコ・チアパス州の油田に絶滅したと思われていたグラボイズが現れる。油田の運営会社は過去にグラボイズを退治した経験のあるアールに退治を依頼。アールはバートと新しい相棒のグラディと共に現地に赴く。 トレマーズ3→詳細は「トレマーズ3」を参照
2001年10月2日にビデオ・DVDリリース。日本では2002年9月27日にリリースされた。 『トレマーズ』から11年後。パーフェクションではグラボイズの存在を観光利用し、やらせのツアーまで行っていたが、本物のグラボイズが現れて客やスタッフを襲撃する。アルゼンチンでシュリーカー退治を終えてきたばかりのバートは、住民と協力して再びパーフェクションでグラボイズ狩りへと乗り出す。 トレマーズ4→詳細は「トレマーズ4」を参照
2004年1月2日にビデオ・DVDリリース。日本では同年5月28日にリリースされた。 『トレマーズ』の100年前。後にパーフェクションとなるネバダ州の町リジェクションは銀山の発展で賑わっていた。しかし、坑内で多数の坑夫が殺される謎の事故が発生し、銀山は閉鎖、人々は去りリジェクションの町も荒廃してしまう。そこへ銀山の所有者であるハイラム・ガンマーが現れ、町に残ったわずかな坑夫を連れて鉱山の調査へと向かう。 トレマーズ ブラッドライン→詳細は「トレマーズ ブラッドライン」を参照
2015年10月6日にBlu-ray・DVDリリース、デジタル配信された[3]。日本では11月26日にBlu-ray・DVDがリリースされた[4]。 バートはネバダ州の砂漠で自らのサバイバル術を紹介するビデオの撮影に明け暮れていた。そこへ南アフリカの野生動物省の役人が現れ、ハウテン州のクレイドルストーン自然保護区で人的被害を出しているアスブラスターの対策を依頼する。 トレマーズ コールドヘル→詳細は「トレマーズ コールドヘル」を参照
2018年5月1日にBlu-ray・DVDリリース。日本では同年7月4日にリリースされた。 トレマーズ 地獄島→詳細は「トレマーズ 地獄島」を参照
2020年10月20日にBlu-ray・DVDリリース。日本では2021年2月3日にリリースされた。 テレビシリーズ作品トレマーズ・ザ・シリーズ→詳細は「トレマーズ・ザ・シリーズ」を参照
2003年にSci Fi Channelで放送。『トレマーズ3』の数年後が舞台。 新シリーズ第1作の25年後を舞台に製作される予定。第1作の主演ケヴィン・ベーコンが主演・製作総指揮を務める[5]。 ゲーム2002年8月にPlayStation 2、Xbox、PC用ソフトとしてトレマーズのゲーム化が発表されたが、2003年の夏に発売中止が発表された[6]。発売元はコンスピラシー・エンターテイメント、開発はロック・ソリッド・スタジオズAB[7]。 脚注
関連作品
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