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この項目では、ドバイ競馬場のG1競走について説明しています。
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ドバイターフ(Dubai Turf、アラビア語: دبي تيرف)は、アラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる競馬の競走である。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップ、ドバイシーマクラシックなどと共に開催されるG1競走。
概要
1996年に「ドバイデューティフリー (Dubai Duty Free)」の名称で創設[2]。2015年より現名称に改められた[2]。
1999年まではドバイワールドカップと同様にナド・アルシバ競馬場のダート2000mで行われていた[2]が、2000年より芝1800mに変更[2]。これにより、世界各国から中距離の精鋭馬が集うレースへと様相が一変した[2]。その後、2002年に距離を1777mに短縮した[2]が、施行場がメイダン競馬場に変更された2010年から再び1800mとなった[2]。
国際競馬統括機関連盟 (IFHA) が公表した2012年から2014年の年間レースレーティング[注 1]の平均値に基づく「世界のトップ100GIレース」によると、ドバイターフは全体の43位にランキングされた。ドンカスターマイル (Star Doncaster Mile) とは同順位で、TJスミスステークス・ダイヤモンドジュビリーステークス(ともに41位)に次ぐ評価となっている[3]。
2015年から2019年までは賞金総額600万米ドルだったが、2021年は賞金総額が400万米ドルに減額されている。2022年は賞金総額500万米ドル。[4]。
歴史
- 1996年 - ナド・アルシバ競馬場にてダート2000mで創設。
- 1999年 - 国際リステッドから国際G3に認定。
- 2001年 - 国際G2に昇格。
- 2002年 - 国際G1に昇格。
- 2010年 - 施行場をメイダン競馬場に変更。
- 2015年 - 名称を「ドバイターフ」に変更。
- 2020年 - covid-19の世界的な感染の拡がりに伴い、参加者の健康を守るため中止[5]。
- 2022年 - ロードノースとパンサラッサが本競走初の同着。ロードノースが本競走初の連覇[6]。
- 2023年 - ロードノースが本競走初の3連覇[7]。
歴代優勝馬
日本調教馬の成績
脚注
注釈
- ^ 年間レースレーティングは、個々のレースにおける上位4頭のレーティングを年度末のランキング会議で決定した数値に置き換え算出した平均値。なお、牝馬限定競走以外のレースで、対象馬が牝馬の場合はアローワンスが加算される(日本の場合+4ポンド)。
出典
外部リンク