ドン・ローチ
ドン・ミッチェル・ローチ(Donn Mitchell Roach, 1989年12月14日 - )は、 アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。 CPBL時代の登録名は「洛奇」。 経歴プロ入り前2008年、MLBドラフト40巡目(全体1219位)でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名されたが拒否し、アリゾナ大学へ進学。 プロ入りとエンゼルス傘下時代サザン・ネバダ大学へ移った2010年、MLBドラフト3巡目(全体115位)で前回と同じくエンゼルスから指名され、プロ入り。この年は傘下のパイオニアリーグのルーキー級オレム・オウルズで16試合に登板し、4勝1敗・防御率6.04だった。 2011年はA級シーダーラピッズ・カーネルズで45試合に登板し、5勝5敗2セーブ・防御率3.45だった。 2012年はA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズで6試合に登板し、5勝0敗・防御率2.16だった。 パドレス時代2012年5月3日にエルネスト・フリエリとの1対2のトレードで、アレクシー・アマリスタと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[1]。移籍後は傘下のA+級レイクエルシノア・ストームで8試合に登板し、5勝1敗・防御率1.74だった。6月にAA級サンアントニオ・ミッションズへ昇格。4試合に登板し、1勝1敗・防御率1.59だった。 2013年はAA級サンアントニオで28試合に登板し、8勝12敗・防御率3.53だった。オフの11月20日に40人枠に登録された[2]。 2014年3月3日にパドレスと1年契約に合意した[3]。開幕ロースター入りし[4]、4月2日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの8回表2死から登板し、1.1回を投げ4安打1失点だった[5]。この年は16試合に登板し、1勝0敗・防御率4.75だった。オフの11月3日にDFAとなった[6]。 カブス時代2014年11月12日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した[7]。19日にDFAとなった[8] 後、40人枠を外れる形で傘下のAAA級アイオワ・カブスに配属された。 2015年6月27日にカブスへ昇格し、メジャー契約を結んだ。同日のセントルイス・カージナルス戦に先発で登板したが3回1/3を投げ、被安打8、失点4で降板し敗戦投手となった[9]。7月4日に25人枠を外れ[10]、10日にDFAとなった[11]。 レッズ傘下時代2015年7月13日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した。8月23日にDFAとなった。 ブルージェイズ傘下時代2015年8月25日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[12]。40人枠には登録されたがメジャーでは1度も登板はなく、9月30日にDFAとなった[13]。 マリナーズ時代2015年12月5日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。 2016年の開幕は傘下のAAA級タコマ・レイニアーズで迎えた。6月24日にメジャー契約を結んで25人枠入りし、同日のセントルイス・カージナルス戦で8回表に4番手で登板すると、1.2回を無失点に抑えてチームがサヨナラ勝ちしたため2年ぶりの勝利投手となった[14]。8月6日にDFAとなった[15]。 タイガース傘下時代2016年8月9日にウェイバー公示を経てデトロイト・タイガースへ移籍し、傘下のAAA級トレド・マッドヘンズへ配属された[16]。タイガースではメジャーでの登板は無く、9月3日にDFAとなった。 アスレチックス傘下時代2016年9月5日にウェイバー公示を経てオークランド・アスレチックスへ移籍し、傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズへ配属された。オフの10月6日に40人枠から外れ、10月11日にFAとなった。 KTウィズ時代2017年はKTで4勝15敗を記録し、韓国プロ野球の最多敗戦投手となった[要出典]。オフにFAとなった。 カブス傘下時代オリックス・バファローズ時代2018年7月7日にNPBのオリックス・バファローズとの契約が発表された[17]。8月12日に救援登板でNPB初勝利を挙げたが、前日に先発で登板しており(3回3失点で降板)志願登板での白星を手にした[18]。オフの12月2日に自由契約選手として公示された[19]。 ホワイトソックス傘下時代2018年12月30日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[20]。 2019年はAAA級シャーロット・ナイツで18試合に登板して3勝6敗、防御率7.83の成績に終割った。オフの11月4日にFAとなった[20]。 統一ライオンズ時代2020年1月11日にCPBLの統一ライオンズに入団する事が決まった。登録名は「洛奇」。 2020年は開幕から先発ローテ入りするも、5試合を投げ防御率11.35と打ち込まれ、5月13日に登録を抹消した[21]。その後は一軍に上がることなく、6月27日にFAとなった。 選手としての特徴・人物最速153km/hの直球を軸とし、カットボール、シンカー、カーブ、スプリットと様々な変化球を駆使する[22]。制球力にも優れる[23]。 ステフェン・ロメロとジョー・ウィーランドとは旧知の仲であり、2018年途中にオリックス入団が決まると日本でプレーしていた2人と来日前に連絡を取り合ったという[22]。 詳細情報年度別投手成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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