ネルソン・オリヴェイラ
ネルソン・ミゲル・カストロ・オリヴェイラ(Nélson Miguel Castro Oliveira CavIH, 1991年8月8日 - )は、ポルトガル・バルセロス出身のサッカー選手。PAOKテッサロニキ所属。ポジションはフォワード。 経歴バルセロスに生まれると、15歳の時にSCブラガのユースからSLベンフィカのユースへ移動し、両方のチームで得点を量産した。2008-09になると、キケ・フローレス監督の好意からシーズン前に行われたGDエストリル・プライアとのプレシーズンマッチで招集され、トップチームデビューをした。さらに、UEFAカップのSSCナポリ戦にも呼ばれたが出番はなく、最終的にユースチームへ戻っていった。 2009-10シーズンは同様のことが起こった。2010年1月に6月までリオ・アヴェFCにレンタルで在籍すると、2月7日のレイションイスSCをホームに迎え2-0で勝利した試合で残り10分に出場したのがプロ、そしてスーペル・リーガデビュー戦だった。当初このレンタルは、2010-11シーズン終了までの契約だったが、2010年8月12日にFCパソス・デ・フェレイラへ貸し出され、9月12日の1-1と引き分けたCSマリティモ戦で移籍後初出場をするとプロ初ゴールを記録した。さらに翌月のアソシアソン・ナヴァル・プリメイロ・デ・マイオではFKを決め、これが決勝ゴールになり2-1で勝利した。 2011年10月14日、アウェーで2-0と勝利したタッサ・デ・ポルトガルのポルティモネンセSC戦で後半から45分プレーしたのが、ベンフィカでの公式戦デビュー戦だった[1]。翌年の1月18日、CDサンタ・クララをホームに迎えたタッサ・ダ・リーガの試合では、ゴールを決め2-0で勝利した[2]。翌月になるとポルトガルサッカー連盟は同大会に対し最低でも2人のポルトガル人選手が45分プレーしなくてはならないとのルールを設けたため、次のCSマリティモ戦にも出場したオリヴェイラは、再びゴールを決め3-0で勝利した[3]。 2012年3月6日、UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12のFCゼニト・サンクトペテルブルク戦で残り10分の所で出場し、CLデビューをするとロスタイムに決勝ゴールを決め2-0で勝利した。チームは2試合合計で4-3と勝利したことによりベスト8へと駒を進めた[4]。 2012年7月31日、何人もの同胞と共にスペインのデポルティーボ・ラ・コルーニャへシーズン終了までの契約でレンタル移籍をした[5]。8月20日、リーガ・エスパニョーラ開幕戦ではCAオサスナに対し、カウンター攻撃から90分に移籍後初ゴールを決め2-0で勝利した[6]。しかし、途中出場が多く、チームも降格した。 2013年7月26日、スタッド・レンヌへのレンタル移籍が決定[7]。 2014年12月23日、アフリカネイションズカップ2015に参加するために離脱するウィルフリード・ボニーの代役として、スウォンジー・シティAFCへレンタル移籍した[8]。 2015年9月4日、チャンピオンシップのノッティンガム・フォレストFCにシーズン末までのローンで加入した[9]。 2016年8月30日、ノリッジ・シティFCに移籍した[10]。 2019年1月22日、レディングFCにレンタル移籍した[11]。 2019年7月20日、AEKアテネFCに2年契約で移籍した[12]。 2021年7月9日、PAOKテッサロニキに移籍した[13]。 代表歴ユースU-17代表としてUEFA U-17欧州選手権2008に出場。2009年にU-19代表としてUEFA U-19欧州選手権2次予選のメンバーに選ばれるもウクライナで行われる本大会進出は逃した。翌年の同大会には本戦へと出場し、イタリア戦で先制ゴールを決め2-0で勝利した[14]。 2011年5月22日、U-20代表としてトゥーロン国際大会に出場[15] し3試合1ゴールを記録した。また、同年にコロンビアで開催された2011 FIFA U-20ワールドカップにも出場すると3ゴールを決め決勝へ進出し、ブラジル戦では1ゴール1アシストとチームの全ゴールに絡む活躍をみせるも、延長戦にオスカルにゴールを決勝ゴールを挙げられ涙を飲んだ[16]。その後の表彰で2番目の最優秀選手に送られるシルバーボールを受賞した。 2011年10月6日、UEFA U-21欧州選手権2013予選のポーランド戦でU-21代表デビューをすると、ホームのモルドバ戦で初ゴールを決め5-0で勝利した。 シニア2012年2月24日、ワルシャワで行われるポーランドとの親善試合に向け初招集[17] され、0-0と引き分けている中、残り10分のところでナニに代わりピッチに入り、ポルトガル代表デビューを果たす[18] と、その後のUEFA EURO 2012のメンバーに選ばれた。グループステージ初戦の0-1で敗戦したドイツ戦では、エルデル・ポスティガに代わり20分出場した[19]。その後、準決勝で敗退するまでの間に3試合出場したが、全て途中出場だった。 EURO 2012後の最初の試合となった同年8月15日のパナマとの親善試合で代表初得点を挙げ、2-0で勝利した[20]。 個人成績クラブ
代表
代表での得点
タイトルクラブ
代表
個人勲章脚注
外部リンク
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