ノーサー
ノーサー(NORTHER)は、フィンランド出身のメロディックデスメタルバンドである。 略歴1996年に、ペトリ・リンドルースとトニ・ハリオの2名で結成。当時のバンド名は、レクイエム (Requiem)であった。その後、ロニ・コルパスとツォーマスが加わり、4人編成となるが、1997年にツォーマス、1999年に、ロニ・コルパスが脱退する。 2000年初めに、クリスティアン・ランタが加入。その後、セバスチャン・ナイト・エクルースとヨアキム・エクルースが加入。バンド名をノーサー (Norther)に変更。デモCD『Warlord』を作成し、スパインファーム・レコードを契約を結ぶ。しかしその直後、一年も経たない間に、セバスチャンとヨアキムが脱退し、ユッカ・コスキネンとツォーマス・プランマンが加入。 2002年1月に1stシングル『Released』、2月に1stアルバム『Dreams of Endless War』をリリースしデビューを飾る。日本では、同年5月にアヴァロン・レーベルから1stアルバムの日本盤がリリースされ、日本デビューも果たしている。2003年には、2ndシングル『Unleash Hell』と2ndアルバム『Mirror of Madness』をリリース。2004年に3rdシングル『Spreading Death』と3rdアルバム『Death Unlimited』をリリース。さらに同年には、初となる映像作品『Spreading Death』もリリースされている。同DVDには、「Death Unlimited」のミュージックビデオや、そのメイキング映像などが収められた。2005年に1st EP『Solution 7』をリリースするも、オリジナルメンバーのトニ・ハリオが脱退し、ヘイッキ・サーリが加入した。2006年に4thシングル『Scream』と4thアルバム『Till Death Unites Us』をリリース。この後、スパインファーム・レコードから、KHY・スオメン・ムシーッキに移籍。2007年に2nd EP『No Way Back』をリリース。同EP収録曲の「Frozen Angel」が、フィンランドの映画「V2 – Jäätynyt enkeli」に主題歌として採用された。この映画には、バンドがダンテヘル役として出演している。更にKHY・スオメン・ムシーッキを短期間で離脱し、センチュリー・メディア・レコードに移籍した。2008年に5thアルバム『N』をリリース。 2009年3月、フロントマンであるペトリ・リンドルースが脱退し、同年4月に元インペラノンのボーカリスト、アレクシ・シヴォネンが加入した。シヴォネンがボーカル専任であったため、ライブの際のサポートギタリストとして、ネイルダウンのフロントマンのダニエル・フレイベリが加入した。2010年2月24日、ダニエル・フレイベリの正式加入が発表された。 2011年に、6thアルバム『Circle Regenerated』をリリース。 2012年7月24日、解散を発表[3]。8月10日にチェコで開催されるBrutal Assault Festivalを最後に解散[3]。 解散の原因は、メンバーの個々の事情によって、思うようにライヴ活動ができないことであった[3]。2011年のライヴではセッションメンバーを起用することを余儀なくされ、更に多数のライヴのオファーをキャンセルせざるを得なくなったとバンド側は述べている[3]。この状況が、これから先も継続し、改善される見込みも無いことも明らかであるため、解散に踏み切った[3]。解散となってしまったが、バンドメンバー間の関係は良好で、お互いに良い友人である[3]。 解散後、ユッカ・コスキネンはウィンターサンとアンベリアン・ドーン、アレクシ・シヴォネンはメディケイテッドとASXX、ダニエル・フレイベリとヘイッキ・サーリはネイルダウンでミュージシャンとして活動を続けていく[3]。また、クリスティアン・ランタは、ソロ・プロジェクトを立ち上げて活動する[3]。 メンバー解散時のメンバー
元メンバー
セッション・メンバー
ディスコグラフィ
脚注
外部リンクInformation related to ノーサー |