ノートルダム大学
ノートル・ダム大学(University of Notre Dame)は、アメリカ合衆国、インディアナ州サウスベンド近郊のカトリック系私立大学。ノートル・ダムは英語式にノーター・デイム(英語発音: /ˌnoʊtəɹˈdeɪm/)とも。研究中心の総合私立大学であり、米国トップクラスの名門大学の一つである[3][4][5][6][7]。1842年に設立され、ジョージタウン大学と並んで世界で最も有名なカトリック系高等教育機関である。 概要1842年にエドワード・ソリンによって創設されたカトリック系の私立大学である。ヒドゥン・アイビー(Hidden Ivies)の一つ。オレゴン州のポートランド大学は姉妹校である。Notre Dameはフランス語で聖母マリアのことを指す。 ほとんどの学生はカトリック教会信者だが、宗教に関係なく学生を選抜しており、8,400人余りの学部生と3,400人余りの大学院生が勉強している。 伝統的なキリスト教的価値観が強いためか、男女区別された寮生活と門限があり、各寮には祈りの空間と聖堂がある。有色人種の割合は他の大学に比べて少ない。現在、在学生の約7%がアジア系だという。新入生は確定した専攻がなく、1年生は様々な科目を選択して勉強することができ、2年生で専攻を確定する。 学部と大学院に300以上の学生サークルが音楽、体育、学生会分野にあり、ほとんどの学生が多くの校外活動に積極的に参加している。また、ノーターデイムではアメリカンフットボールが有名である。この学校の伝統的な運動競技であるアメリカンフットボールのシーズンには、ほぼ学校全体がお祭り騒ぎになるという。学生と教授の比率は12:1で、学期は2学期制である。在校生の84%ほどが出身高校で上位10%以内にランクインしていた学生たちだ。卒業生が10年以内に約60%程度が大学院/専門大学院の学位を取得している。 卒業率は96%で、ハーバード大学とイェール大学の次に高い。また、学生の定着率(retention rate)は98%で、米国で最も高い学校の一つである。ノーターデイム大学を卒業して医学部に合格する学生は80%で、全国平均の2倍である。ノーターデイムのフットボールチームは2012年に2位を記録し、ノーターデイムの楽団(marching band)はアメリカで最も古い伝統ある音楽団体である。 組織大学は以下のカレッジ及びスクールを置く。
評価
スポーツ→詳細は「ノートルダム・ファイティングアイリッシュ」を参照
アメリカンフットボールの超名門校として有名。過去に年間全米ランキング1位に何度も輝き、年間最優秀選手賞であるハイズマン賞受賞者を多数輩出。ジョー・モンタナやジェローム・ベティスなど、日本でも馴染み深いOBも多い。 ノートルダムのアメフト部は当初無名であったが1913年に当時の大学ラグビーで最強だったアメリカ陸軍士官学校との試合においてノートルダムのガズ・ドライズとヌート・ロックニーがパスプレーとランプレーを効果的に織り交ぜる新戦術により35-13で圧勝したことで一躍有名となった。この戦術は他の大学にも広まり現代のアメフトの基本戦術として定着している。 同校のスポーツチーム応援歌は“Notre Dame Victory March”といい、大学フットボールの代表的な曲として有名である。また、そのマーチングバンド(Band of the Fighting Irish)は1846年創設で、同校のフットボールチームは、映画『ルディ/涙のウイニング・ラン』でその題材となっている。 主な出身者→詳細は「Category:ノートルダム大学出身の人物」を参照
脚注
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