パルケン・スタディオン(Parken Stadion)は、デンマーク・コペンハーゲンにあるサッカー専用スタジアム。サッカーデンマーク代表とFCコペンハーゲンがホームスタジアムとして使用している。
国内の上場企業であるパルケン・スポーツ&エンターテインメントA/S(デンマーク語版)が管理と運用を行っている。
歴史
1990年11月15日、それまでこの地で使用していたコペンハーゲン・イドラーツパルク(英語版)の全面改修が決定し、ゲア・アンデルソン (Gert Andersson)設計の下、約8,530万ユーロを投じて改修は行われた。およそ2年後の1992年9月9日、ドイツ代表を招いて開催されたデンマーク代表の親善試合でこけら落しとなったが、試合はドイツ代表が2-1で勝利した。それから6年後の1998年6月、ホームスタジアムとして使用していたFCコペンハーゲンが当時のレートで約1億3800万DKKでスタジアムをコペンハーゲン自治体から買い取り、管理・運用をクラブの子会社であったパルケン・スポーツ&エンターテインメントA/S(デンマーク語版)へ一任した。
2007年6月、UEFA EURO 2008予選スウェーデン代表戦にて相手PKの判定に怒ったファンがピッチに降りて審判に詰め寄ったために試合は中断され、直後に「DANMARK(デンマーク)0-3SVERIGE(スウェーデン)」と電光掲示板に表示され、スウェーデンが3-0で勝利扱いとなる没収試合となった[1]。なお、該当の事件が起きるまでは、3-3の同点であった。
2007年12月5日、FCコペンハーゲン対アトレティコ・マドリードによる親善試合終了後、イドラーツパルク時代から使用していた南側のスタンドを基礎から取り壊し、スタンドを新設した。一新後の南スタンドには2層の一般席に加えて全面ガラス張りのVIP席約4,000席が建設された。これにより収容人数は1992年の開場よりわずかに減少し、38,065人となった[2]。
2014年7月17日、FCコペンハーゲンはスタジアムの命名権を隣国スウェーデンに本社を構えるテリア・スヴェリゲ(デンマーク語版)社へ7年契約で売却し、テリア・パルケン (Telia Parken)と命名されたことを発表した[3]。契約満了の1年前にあたる2020年8月、同月31日をもって両者合意の下契約の打ち切りが発表され、以降の名称は2014年以前のパルケン (Parken)へと戻された[4]。
開催された主なイベント
サッカー
コンサート
アクセス
ギャラリー
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空撮 (遠景)
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南スタンドの外観
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スタジアム正面のロゴ
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スタジアム外のトイレ
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夜の内観
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ピッチ (2004年)
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ピッチ (2017年)
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北スタンド
脚注
外部リンク