ヒュー・ローリー (Hugh Laurie , 本名: James Hugh Calum Laurie、CBE 、1959年 6月11日 - )は、イギリス の俳優 、作家 、コメディアン 、ミュージシャン 。オックスフォードシャー州 オックスフォード 出身。ケンブリッジ大学 卒業。
1989年から1995年までBBC で放映されたコメディ・シリーズ『A Bit of Fry and Laurie 』、アメリカの医療テレビドラマ『Dr.HOUSE 』などの出演で知られている。芸名の「Hugh」はミドルネームであり、ファーストネームは「James」だが本人曰く「家族にも『James』と呼ばれた記憶がない」とのこと。 大英帝国勲章 (OBE )授与(2007年)[ 1] 。
来歴
1959年6月11日、英国オックスフォード生まれ[ 2] 。4人兄弟の末っ子、弁護士の兄と姉2人がいる。 イギリスの女優レイチェル・ハード=ウッド は姪。
ドラゴン・スクール (英語版 ) 、名門男子全寮制パブリックスクール イートン校 を経てケンブリッジ大学 セルウィン・カレッジ で考古学 と人類学 を専攻。
彼の父親は漕艇 でロンドンオリンピック に出場し金メダルを獲得したことがあり[ 2] [ 3] 、彼自身も学生時代はボート競技に参加していた。1977年にはボートのイギリスユースチーム、1980年にはケンブリッジ大学チームのメンバーになっているが在学中に伝染性単核球症 を発症しその後退部している[ 2] [ 4] 。
俳優として
大学1年生の時にエマ・トンプソン と知り合い、コメディ・グループ「Cambridge Footlights 」に参加(1980-81年に座長をつとめている。トンプソンは副座長)。また、トンプソンにスティーヴン・フライ を紹介され、後に二人は「フライ&ローリー 」として活動し『A Bit of Fry and Laurie 』などで共演する。1980年代から映画・テレビに数多く出演している。
2004年開始のテレビシリーズ『Dr.HOUSE 』で2006、2007年にゴールデングローブ賞 を受賞。『Dr.HOUSE』は2012年放映分の第8シリーズで完結し、その後はテレビ俳優を引退すると語っていた[ 5] 。
2011年 5月、初のニューオリンズ・ブルース アルバム「LET THEM TALK 」をリリース。イギリスのヒットチャートで初登場2位を記録した[ 6] 。
3年間の休みを取った後、2015年には俳優としての仕事に復帰し、テレビドラマ『ナイト・マネジャー 』に出演した。
2016年10月25日ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム 殿堂入り
2017年1月ナイト・マネージャーでゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞。
私生活
1989年6月、ジョー・グリーンと結婚し、1988年11月に長男のチャールズ・アーチボルド、1991年1月に次男のウィリアム・アルバート、1993年9月に長女のレベッカ・オーガスタが生まれる。子供たちの名付け親はスティーブン・フライ である[ 7] 。
主な出演作品
映画
テレビシリーズ
放映年
邦題 原題
役名
備考
1983-1989
ブラックアダー Blackadder
ジョージ
1989-1995
A Bit of Fry & Laurie
Various Characters
脚本
1990-1993
天才執事ジーヴス Jeeves & Wooster
ウースター
23エピソードに出演
1998
フレンズ Friends
飛行機の中の男
シーズン4(24話)
2002
MI-5 英国機密諜報部 Spooks
ジュールズ・シビター
シーズン1(4,5話)
2004-2012
Dr.HOUSE House, M.D.
グレゴリー・ハウス
主演で176エピソードに出演 第63-64回ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (TVドラマシリーズ/ドラマ部門)受賞
2015-2019
Veep/ヴィープ Veep
トム・ジェームズ
20エピソードに出演
2016
ナイト・マネジャー The Night Manager
リチャード・ローパー
ミニシリーズ 第74回ゴールデングローブ賞 助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞
2016-2017
Chance
Dr. Eldon Chance
20エピソードに出演
2019
Catch-22
Major de Coverley
メイン
2020
Roadkill
Peter Laurence
メイン
2020-2022
アベニュー・ファイブ Avenue 5
ライアン・クラーク
メイン
2022
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? Why Didn't They Ask Evans?
ジェームズ・ニコルソン博士
全3話
2023
すべての見えない光 All the Light We Cannot See
エティエンヌ / 教授
Netflixリミテッドシリーズ
著作
ディスコグラフィー
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間 1. 「St. James Infirmary Blues」 6:25 2. 「You Don't Know My Mind」 3:39 3. 「Six Cold Feet」 4:55 4. 「Buddy Bolden's Blues」 3:12 5. 「Battle of Jericho」 3:47 6. 「After You've Gone」 4:09 7. 「Swanee River」 2:43 8. 「The Whale Has Swallowed Me」 3:37 9. 「John Henry」 3:34 10. 「Police Dog Blues」 3:33 11. 「Tipitina 」 5:06 12. 「Winin' Boy Blues」 2:59 13. 「They're Red Hot」 1:11 14. 「Baby, Please Make a Change」 4:57 15. 「Let Them Talk」 4:10
Bonus Tracks
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間 16. 「Guess I'm A Fool」 3:09 17. 「It Ain't Necessarily So」 3:46 18. 「Lowdown, Worried and Blue」 4:14
Special Edition
# タイトル 作詞 作曲・編曲 16. 「Hallelujah,I Love Her So」 17. 「Crazy Arms」 18. 「Waiting For A Train」 19. 「You Don't Know My Mind-Live In Paris」
脚注
^ “ヒュー・ローリー、OBE勲章を受ける” . シネマトゥデイ. (2007年5月31日). https://www.cinematoday.jp/news/N0010634 2012年12月16日 閲覧。
^ a b c Host: James Lipton (31 July 2006). "Hugh Laurie" . Inside the Actors Studio . シーズン12. Episode 18. Bravo。
^ http://www.filmreference.com/film/33/Hugh-Laurie.html
^ “Hugh Laurie Biography (1959–) ”. Film Reference. 13 May 2008 閲覧。
^ “海外ドラマ「Dr.HOUSE」が今年5月に完結!現在放送中のシーズン8がラストに!” . シネマトゥデイ. (2012年2月9日). https://www.cinematoday.jp/news/N0039239 2012年12月16日 閲覧。
^ “「Dr.House」のヒュー・ローリー、デビュー・アルバムがイギリスのチャートで初登場2位” . シネマトゥデイ. (2011年5月16日). https://www.cinematoday.jp/news/N0032325 2012年12月16日 閲覧。
^ Smith, David (23 April 2005). “Doctor Hugh” . The Observer (London). http://www.guardian.co.uk/media/2005/apr/24/comment.broadcasting 14 November 2011 閲覧。
外部リンク
1994-2000 2001–2020 2021–2040