ビッチ姉ちゃんが清純なはずがないっ!
『ビッチ姉ちゃんが清純なはずがないっ!』(びっちねえちゃんがせいじゅんなはずがない)は、2016年4月28日にonomatope*raspberryから発売されたアダルトゲームである。 解説onomatope*とDMM.comとの合同ブランドonomatope*raspberryのデビュー作である本作は、冴えない主人公が自らの巨根をもって学園のヒロインたちを攻略していくアドベンチャーゲームであり、本作の攻略対象ヒロインは全員、隠れも含めてビッチであり、それぞれに弱点が設定されている[2]。 本作はマップで好きなヒロインを選択して攻略していくものであり、他のヒロインのストーリーの進行がゲームクリアのカギとなる場合もある[2]。また、本作は抜きゲーとしての要素もあり、断面図やアヘ顔の有無を設定できるほか、電動オナホールと接続して遊ぶこともできる[2]。 2017年1月27日には本作のコンセプトを受け継いだ『ビッチ姉妹が清純なはずがないっ!』が発売された。 また、2018年7月13日にはホビボックスのホビコレDから本作のDVD-PG版が発売された。 あらすじ主人公・海老名 土筆 は、異性にもてないことに悩みを抱いており、幼なじみの富士川向日葵からも距離を置かれていることを辛く思っていた。 ある日、土筆の姉・撫子が海外留学から帰ってきた。 弟の悩みを聞いた撫子は、保健医の綾目の協力を取り付け、土筆の巨根で女の子たちを攻略するという計画を実行した。 登場人物
開発onomatope*raspberryのデビュー作である本作は、明るい作風で知られるonomatope*よりも大人びた作品を目指して作られた[1]。 本作は当初、シリアスで陰鬱な作品として企画されていたが、開発を進めるうちに当初の目標からずれてきたため、最終的にはダークさを残しつつも、onomatope*らしいラブコメディ作品として仕上げられた[4]。 「ヒロインを屈服させる」という目的は初期構想の名残であり、プレイヤーがその気になるよう、失恋から物語を始めるというストーリー構成がとられた[4]。 開発途中、あらゆる立場の者たちから「あまり暴走しすぎるといつものユーザーが置いてきぼりをくらうのではないか」という指摘があり、その指摘への解決策としてアヘ顔のスイッチが設けられた[4]。 また、本作の特典である「ビッチパッチ」はヒロインの全身が落書きだらけになるというものであり、これは企画会議の中に出てきた「Hシーンでヒロインに落書きするシーンがよかったので、そのようなシーンを増やしてはどうか」という提案が基になっている[4]。 キャラクター設定エッチな感じを前面に出し、性に対して積極的な姿勢を見せてユーザーに安心感を与えるため、攻略ヒロインは全員ビッチとして設定された[4]。 ヒロインのうち、生徒会長の牧之原鈴蘭は、主人公の成長物語における目的や立ちはだかる強敵として作られた[4]。 本作のプロデューサーであるMOKAは、電撃姫.comとのインタビューの中で撫子を天然無敵超人とした一方、鈴蘭は努力型完璧超人であると述べている[4]。 MOKAは、電撃姫.comとのインタビューの中で冒頭の失恋のシーンについて特に悩んだと述べており、「リサーチした結果、マゾヒストな主人公の評判があまりよくなかったため、受け身でいるのは冒頭だけにして、成長してからはSっ気を出せる主人公を設定した」と振り返っている[4]。 反響体験版公開時の反響MOKAが電撃姫.comとのインタビューの中で述べたことによると、撫子は体験版の中での存在感から人気を集めたとされている[4]。 製品版発売後の反響MOKはがGame Headlineとのインタビューの中で、「本作の購買層とonomatope*のユーザー層は3割程度しか重複していなかったため、『もっとエロくして』という声が多かった一方、onomatope*のファンで本作を購入したユーザーからは『主人公の性格がきつすぎる』という声があった」と振り返っている[1]。 ほしざきしんやはGame-Styleに寄せたレビュー記事の中で、「ヘドロ並みの個性を放つヒロインたちを巨根で屈服させるというストーリーは一見すると無理がありそうだが、しっかりとハーレムへと導くシナリオの手腕には感心した」と評価し、Hシーンについても「アヘ顔はひどい顔になるため、ヒロインごとに断面図とアヘ顔の有無を設定できる機能があったのは良かった」と好意的な評価を見せた[5]。 脚注
外部リンク
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