1886年には『小公子』(Little Lord Fauntleroy)を雑誌『セント・ニコラス』(St. Nicholas Magazine)に発表する。児童向けとして書かれた本であったが、19世紀末当時の母親たちに大いに人気を博し、50万部を売り上げた。その影響により、バーネットの次男ヴィヴィアンをもとにした主人公セドリック・エロルのロングカールの髪型と、オスカー・ワイルドの正装をもとにしたレースの襟がついたベルベットのスーツ、通称「フォントルロイ・スーツ」が大流行した。
1888年、『セーラ・クルー』(Sara Crewe)を発表。この作品は1905年に『小公女』(A Little Princess)と改題されて書き直された。