ブエルタ・ア・エスパーニャ1973(Vuelta ciclista a España 1973)は1973年4月26日から5月13日まで行われた、ブエルタ・ア・エスパーニャの28回目の大会。
概要
当年のツール・ド・フランス不参加を決めたエディ・メルクスがこの年、ブエルタに初登場。対するは地元・スペインの雄、ルイス・オカーニャであり、戦前からメルクスとオカーニャの一騎討ちが予想された。
早くもプロローグの個人タイムトライアルにおいてマイヨ・オロを奪ったメルクス。第1ステージまで守った後、マイヨ・オロは他選手に譲ったものの、第8、第10ステージ後半を制した。そして第11ステージ、メルクスは再びマイヨ・オロを奪取。
以後第15ステージ後半、第16ステージ、最終ステージとなる第17ステージ後半も制し、終わってみれば今大会区間6勝を挙げる活躍ぶりを見せ、総合優勝を果たした。また、ポイント賞も獲得。総合2位にはオカーニャが3分46秒差で続いて入ったものの、マイヨ・オロの奪取はおろか、区間優勝もついに一度も果たせなかった。
その後、メルクスは5月18日開幕のジロ・デ・イタリアでも総合優勝を果たした。
総合成績
マイヨ・オロ保持者
各部門賞結果