オバノンは、1801年1月18日、アメリカ海兵隊に入隊し、中尉の時に第一次バーバリ戦争に従軍し、1805年4月27日から発生したダーネの戦いにおいて、7名のアメリカ海兵隊の分遣隊と約500名の現地で集められた傭兵から構成された部隊を率いて、約4000名のバーバリ海賊からなるトリポリ側の部隊と交戦した結果、トリポリ側の根拠地であるデルネを占領してこの戦争におけるアメリカ合衆国側の勝利を決定的なものにした。この際、占領の証となる星条旗はオバノン自身の手で翻している。決定的な戦力差を覆して勝利をおさめ、アメリカ合衆国の歴史において海外の占領地に初めて星条旗を翻したこの功績は、海兵隊讃歌の歌詞「To the shores of Tripoli」に反映され、今日に伝えられている。