ベイカー・ブラザーズ
ザ・ベイカー・ブラザーズ(The Baker Brothers)は、イギリス出身のジャズ・ファンク・バンド。 兄ダン(フェンダー・ローズ、ハモンドオルガン、ギター、ヴァイオリン)と弟リチャード(ドラム、パーカッション)のベイカー兄弟と、クリス・ペドリー(ベース、ギター、フェンダー・ローズ、トランペット)のトリオ編成としてスタートした。また、サブ・メンバーとしてポール・ヤング(サクソフォーン)がサポートしている。 2010年にダンはメンバーから外れ、新ギタリストにジェフ・レイを迎えた。[1]。2011年にはリチャードも離れ[2]、クリスを中心としたバンドになった。 来歴兄弟のダン・ベイカーとリチャードは親の理解もあり、幼い頃より音楽の教育を受けていた。ダンはキーボードを中心としたいくつかの楽器を習得したのに対し、リチャードはドラムを一筋に演奏していた。ダンは初期の頃はベーシストとして活動していた。クリス・ペドリーはイギリス・キャンフォード生まれ。初期はドイツのジェームス・ラストのトリビュートバンドの一員として活動していた。在籍中にリチャードと会う機会があり、これがバンドの結成へと繋がった。 2003年にデビュー・アルバム『テン・ペイシス』をリリース。2005年には、イギリスの「ジャズ・カフェ」での模様を収録したライブ・アルバム『イン・ウィズ・ジ・アウト・クラウド』をリリース。翌年にリリースされた、2枚目のスタジオ・アルバムとなる『ベイカーズ・ダズン』には歌手のヴァネッサ・フリーマンが参加している。 2004年、2005年と来日公演もしており、2006年11月に「渋谷クラブ・クワトロ」で、このライブの模様を収録した『ホット・ケイクス:ライヴ・イン・ジャパン』を国内盤のみP-Vineよりリリース。このライブではボストン・ホーンズと共演しており、ボストン・ホーンズ名義のこのライブのアルバム『ライヴ・フロム・トーキョー』には2バンドが共演した「Gonna Have a Funky Good Time」が収録されている。2006年4月に地元ボーンマスで収録したライブDVD『Fortissimo!: Live At The Opera House』もリリースされている。 2008年にリリースされた『トランジション・トランスミッション』はボーカル曲も多く、ソウル色の強い作りとなる。 2010年4月より日本ツアーが予定されていたが、ダンが音楽性の違いと家庭事情によりバンドから外れる。新ギタリストにジェフ・レイを迎え、サポート・ミュージシャンを加えた7人組バンドとして、4月下旬よりタルクとともに日本ツアーを行った[1]。このツアーにはオルケスタ・デ・ラ・ルスのパーカッショニスト、江川ゲンタも参加。11月にはこの時の「モーション・ブルー横浜」で録音されたライブ・アルバム『シルバー・バレット ザ・ベイカー・ブラザーズ・ライブ・アット・モーション・ブルー ヨコハマ』を発表。 2011年には新体制のメンバーでアルバム『タイム・トゥ・テスティファイ』を発表。来日予定も発表されたが、7月にリチャードが脱退したことを表明[2]、これによりクリスを実質的なリーダーとしたバンドになった。 また、脱退後のダンは自己一人で演奏をこなすソロ・プロジェクト、ダン・ベイカーズ・ワン・マン・バンド(Dan Baker's O.M.B)を開始し、2010年12月にアルバム『Monophonic Orchestra』を発表[3]。2011年3月に来日ツアーを行う予定だったが、東日本大震災の影響で公演は7月に延期された。 メンバー現在のラインナップ
旧メンバー
ディスコグラフィスタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
DVD
脚注外部リンク |